桃のコンポートの日持ちはどれくらい?保存方法やレシピについてもご紹介

熟した桃がすぐに食べられない時、桃をコンポート(シロップ漬け)にすれば美味しさが長持ちするのをご存知ですか?

ジャムのように砂糖水で煮て作る桃のコンポートですが、今回はその具体的な日持ちや美味しさを保つ保存方法について、解説いたします。

桃のコンポートを使ったレシピもご紹介しますので、美味しくできたら、ぜひお菓子の材料としても使ってみてください。

目次

桃のコンポート(シロップ漬け)の保存期間(日持ち)はどのくらい可能?

まずは桃のコンポートの日持ちから。

市販のものと手作りのものでは日持ちが違うので、しっかり覚えて安全に食べましょう。

市販の桃のコンポートの保存期間(日持ち)は?

市販の桃のコンポートの日持ちは、長いもので1年、短いもので2週間程度になります。

商品によって糖度が違うのと、保存料などの有無でも日持ちが変わります。

いずれにせよ、表示されている賞味期限は未開封の状態での目安なので、開封後は早めに食べきるようにしましょう。

手作りの桃のコンポートの保存期間(日持ち)は?

手作りの桃のコンポートの日持ちは、冷蔵保存で2週間程度、冷凍保存で1ヶ月程度です。

煮る時のシロップの糖度や保存容器の状態などによって日持ちは変わるので、長く持たせたい場合は、長持ちするポイントを抑えて保存しましょう。

冷蔵保存に関しては、シロップの糖度が20%で日持ちが4〜5日、30%以上で約2週間が目安です。

糖度が低い桃の場合は砂糖多めのシロップで煮込んで、長く美味しく保存すると一石二鳥ですね。

桃のコンポートを長期保存したい場合には冷凍がおすすめ

桃のコンポートを長期保存したい場合は、冷蔵より冷凍が断然おすすめ。

上手に解凍すれば、食感や味を損なう事なく保存できるので、ポイントを押さえて上手に長期保存しましょう。

桃のコンポートは冷凍保存可能

桃のコンポートは、冷蔵保存だけでなく、冷凍で保存することもできます。

保存する時のポイントは、解凍が楽なように薄くカットしておく事と、使うぶんだけ分けて保存しておく事。

冷凍する場合は、桃をシロップに漬けた状態で冷凍し、解凍もシロップに漬けたまま解凍すれば、食感を損ねることなく解凍できるのでおすすめです。

桃のコンポートを冷凍保存する際の注意点

冷凍したコンポートは、使うぶんだけ分けて保存しておきましょう。

一度にたくさんのコンポートを冷凍してしまうと、使うぶんだけ解凍できずに余らせてしまいます。

余ったぶんを再び冷凍してしまうと、再解凍した時に食感や味が損なわれてしまうので、解凍したものを再度冷凍する事は避けましょう。

桃のコンポートが変色?!腐ったらどうなる?

桃のコンポートを作って、茶色く変色してしまった事はありませんか?
この変色してしまったコンポートは、もう食べる事ができない状態なのでしょうか。
詳しく見てみましょう。

桃のコンポートが茶色く変色しても食べられる!

変色した桃のコンポートは、腐っているわけではありません。

変色は、桃の成分が空気に触れて、化学反応を起こした状態。

見た目には傷んでいるように見えますが、単純に色が変わっているだけなので、安心して食べられますよ。

変色を防ぐには、しっかり桃をシロップに漬けておく事。

シロップがかかっていない部分は酸化することで変色してしまうので、食べる直前までシロップに漬けておくことをおすすめします。

桃のコンポートが腐った状態とは?

桃のコンポートが腐った状態とは、その他のフルーツコンポートと同様

  • カビが生える
  • シロップが糸を引いている
  • 酸っぱい臭いがする
  • 味に苦味がある

など、作った時と臭いや状態が変化している場合は食べないようにしましょう。

柔らかい桃はOK?コンポートに適した桃はどんな桃?

コンポートにする桃の状態で仕上がりは変わるのでしょうか?

次に、コンポートに適した桃とはどんな状態なのかを見ていきましょう。

コンポートに適した桃とは

コンポートに適した桃とは、適度に硬さのある扱いやすい桃です。

コンポートにしてそのまま食べる場合は柔らかい桃でもいいのですが、コンポートをアレンジしてお菓子などを作る場合は、適度に硬さのある扱いやすい状態のものの方がおすすめです。

柔らかい桃でコンポートは作れる

熟した柔らかい桃でもコンポートは作れます。

ただし、柔らか過ぎると扱いづらくなってしまうので、調理する際は丁寧に扱いましょう。

また、熟した桃の色が茶色く変化している場合は、色が目立たないように、赤ワインで煮るのもおすすめです。

冷凍の桃でコンポートは作れるのか?

冷凍の桃を解凍してコンポートを作る事もできます。

皮ごと冷凍した桃なら、皮も剥きやすく変色しづらいのでおすすめです。

加工する直前に皮を剥いて、コンポートに使いましょう。

自然解凍で完全に常温に戻すと水が出てしまうので、皮が剥ける程度まで半解凍したら、そのまま調理しましょう。

桃のコンポートのレシピ

基本の桃のコンポートの作り方をご紹介します。

上手にできたら、ぜひその他のお菓子にアレンジして楽しんでみてください。

桃のコンポートの基本レシピ

基本の桃のコンポートと、コンポートを使ったロールケーキのレシピです。

コンポートの作り方はロールケーキ以外のお菓子にも応用できるので、覚えておくと便利ですよ。

桃のコンポートのレシピに関するQ&A

桃のコンポートに関するQ&Aを集めました。
桃のコンポートについて迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。

桃のコンポートQ&A:ワインを使ったレシピ(食べ方)の方がいいの?

桃のコンポートに使う白ワインには、殺菌効果や酸味、香り付けなど様々な効果があります。
ワインを使わないレシピもありますが、より本格的な味にしたい時には、ワインを使ったレシピで作りましょう。

白ワインのアルコール分が気になる方は、しっかり加熱することでアルコール分を飛ばして作ってください。

桃のコンポートQ&A:白ワインがない!どうしたらいい?

白ワインがない時は、水やその他リキュール等でも代用できます。
白ワインを使わない分、香りは少なくなりますが、桃の素朴な味と香りを楽しむことができますよ。

その他、ラム酒やブランデー等で代用して、大人の味に仕上げるのもおすすめです。

桃のコンポートQ&A:赤ワインでもできる?

桃のコンポートは、赤ワインでも作ることができます。
白ワインで作るよりも、赤ワインの色がついてしまいますが、薄いピンクに色付いた桃のコンポートは見た目にも楽しめるのでおすすめです。

桃のコンポートQ&A:レモンがない場合・レモン汁の変わりは?

レモン汁がない時、お酢があれば代用できます。
桃のコンポートに使うレモン汁はフルーツと合わせて使うので、できればりんご酢のようなフルーツ系のお酢がおすすめです。

レモン汁がなくてもコンポートはできますが、レモン汁には色を鮮やかにする効果や、適度な酸味と香りをつける効果があるので、できるだけ入れて作りましょう。

桃のコンポートQ&A:皮ごと作るのはOK?

桃のコンポートは皮ごと作る事もできます。
皮ごと煮た桃にレモン汁を加えると、薄っすらピンクに色付いて見た目にも楽しいコンポートが出来上がりますよ。

桃のコンポートQ&A:失敗した場合

桃の皮剥きや煮崩れなどで桃のコンポートが失敗してしまった時は、あえて形を崩したアレンジレシピがおすすめです。
小さくカットして使うレシピや、ミキサーでピューレ状にして使うレシピもあります。
小さくカットしたコンポートはゼリーなどのデザートに使ったり、ピューレは桃のムースやアイスクリームにするのがおすすめです。

桃のコンポートの食べ方は?プロ直伝のアレンジレシピもご紹介

上手にできた桃のコンポートは、そのまま食べる以外にどうやって食べるのが一番美味しいのでしょうか?
プロが紹介するアレンジレシピと一緒に見ていきましょう。

桃のコンポートの食べ方

桃のコンポートのおすすめの食べ方をご紹介します。
まずはシンプルに、ヨーグルトやアイスクリームを添えて食べる方法。

少し手間をかけるなら、一口大にカットした桃のコンポートを使ってゼリーにするのもおすすめです。
その他パフェのトッピングに使ったり、甘みが少ないコンポートは、サラダに混ぜても美味しいですよ。

桃のコンポートのアレンジレシピ

桃のコンポートを使ったロールケーキをご紹介します。
缶詰ではない手作りの桃のコンポートを使ったロールケーキは、フレッシュでとっても美味しいですよ。

桃のコンポートを使ったヴェリーヌはいかがでしょう?
「ヴェリーヌ」とは、透明なグラスやプラスチックに入った、いわゆるグラスデザートの事。
味だけでなく、華やかで見た目にも楽しめるスイーツです。
オーブンなしで作れるので、お菓子作り初心者の方でも気軽に作れるレシピですよ。

コンポート以外の桃の正しい長期保存の方法は?

コンポート以外で桃を長期保存する場合の方法も見ておきましょう。
買ったもののすぐに食べられない時や、新鮮なまま保存しておきたい時の参考にしてください。

冷蔵庫で桃を長期保存する方法

桃を冷蔵庫で長期保存したい時は、アルミホイルで包むのがおすすめです。
桃の形ぴったりに隙間なく包んだら、ヘタを下にして野菜室に保存します。
これだけで約2週間、傷むスピードが遅くなり、鮮度を保ったまま保存する事ができますよ。

冷凍庫で桃を長期保存する方法

冷凍庫で長期保存したい場合は、桃を水で洗って水気を拭き取り、丸ごとラップで包んだら、匂いうつり防止のため、さらにチャック付き袋などに入れて冷凍庫に保存しましょう。
一度冷凍した桃は、解凍すると皮が剥きやすくなりますよ。

桃は繊細で、傷がついたり強い力で押したりすると、そこから傷んでしまいます。
取り扱いには十分注意して保存するようにしましょう。

まとめ

桃は、旬の限られた時期にしか食べられない貴重なフルーツです。
だからこそ、そのフレッシュな美味しさを、できるだけ長く好きな時に味わいたいですよね。

この記事を参考に、桃本来の味や香りを保ったまま、美味しく加工して保存しましょう。

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