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行列の絶えない京都の老舗和菓子屋の出町 ふたばで大人気のメニューを

京都一有名な大福屋の出町ふたばは、毎日長蛇の列ができる超人気店です。
看板商品は名代豆餅で、出町ふたばに訪れる人がほとんど購入するほどの商品です。季節限定のメニューもあり、季節により違った商品を楽しめるのも嬉しいですよね。

出町ふたばの人気メニューと、並ばなくても購入できる方法についてご紹介します。

京都一有名な大福屋「出町 ふたば」

出町 ふたばは1899年創業、行列の絶えない京都の老舗和菓子屋さんです。京都一ともいわれる豆餅が看板商品で、連日長蛇の列となっています。

素材にこだわった和菓子が揃っており、口コミでも「京都に行くと必ず出町ふたばに行く」「出町ふたばの豆餅を食べて豆餅の概念が変わった」など高評価を得ています。

出町 ふたばはイートインなどはなくテイクアウトのみの提供です。出町 ふたばの和菓子はどのようなものがあるのか、ご紹介します。

出町 ふたばの看板商品「名代豆餅」

出町 ふたばといえば、看板商品の名代豆餅175円(税込み)です。
出町 ふたばに行くお客さんは必ず買うといってもいいほど、多くの人に愛されている商品です。

やわらかくモチモチの生地のなかにさっぱりとしたこし餡が入っています。餡なしの名代豆餅145円(税込み)もあり、餡が苦手な人や餡なしの豆餅も食べてみたいという人におすすめです。

賞味期限はその日のうちとなっています。しかし、時間が経つにつれて餅が固くなっていくため、購入したらすぐに食べるのがおすすめです。
近くに鴨川があるため、河川敷に座ってのんびりとくつろぎながら食べるのもよさそうです。

名代豆餅にはとてもこだわりがあるそうで、長年愛され続ける理由についてお話しします。

豆にこだわった赤えんどうを使っている

名代豆餅はごろっと入っているアクセントのある豆にこだわりがあり、北海道の美瑛や富良野の契約している農家から仕入れています。大きくて甘みのある豆だけを選んで送ってもらっており、さらにそこから名代豆餅に適した豆のみを厳選して使っています。

多めに塩味が効いていて、餡の甘さと豆の塩気の相性がばつぐんです。こし餡自体も甘すぎることなく、何個も食べたくなる味になっています。

中のこし餡は北海道の十勝産の小豆を使用していて、さっぱりとした味が特徴です。

2度づきできめが細かくモチモチ

出町ふたばの名代豆餅は、餅がとにかくもっちもちです。昔ながらの製法で作られており、羽二重モチ米を蒸し、機械で2度づきすることで、きめが細かくモチモチの食感にしています。そこに、塩味の効いた赤えんどうをたっぷりと入れ込みます。

中のこし餡は、小豆がやわらかくなるまで蒸して皮を除去、なめらかな口当たりの良いこし餡になるようにつくられています。

つきたての餅の風味を守るためにも、成形するときには素早くこし餡を詰めて丸めます。

豆の食感と餅の風味の組み合わせが良い

とろけるようなもちもち食感の餅は、1口食べると餅の伸び具合に驚くはずです。また、お米から出る甘みと豆のほくっとした歯ごたえの、組み合わせがとっても良いです。

赤えんどうの香りと塩気、こし餡の程よい甘さのどれが欠けてもいけない、何度も食べたくなる商品になっています。

出町 ふたばで夏季のみ販売される「饅頭」

出町ふたばでは夏季のみ販売される、みぞれ餅185円(税込み)と葛まんじゅう220円(税込み)があります。
夏の時期のみ販売されることから、いつもは豆餅を買っている人も夏は饅頭を買う人も多いそうです。

みぞれ餅

出町ふたばのみぞれ餅は、道明寺粉入りの葛餅でこし餡を包み、笹の葉で巻いたものです。
つるんとしていてもっちりの葛餅となめらかなこし餡が合い、道明時粉の食感がアクセントになっています。

夏にぴったりのみずみずしい饅頭です。

葛まんじゅう

葛まんじゅうはみぞれ餅に入っている道明時粉がないバージョンの饅頭です。あんこが4種類あり、こしあん、粒あん、白あん、かぼちゃあんから選べます。

本葛が入っている出町ふたばの葛まんじゅうは、冷蔵庫に入れて冷やすと白濁して硬くなり、おいしさが半減してしまうため、購入したらすぐに食べるようにしましょう。

出町 ふたばの大福は種類豊富

出町ふたばの大福は種類が豊富で、抹茶、豆、ショコラがあります。いずれも220円(税込み)で、中の餡が抹茶やチョコ味です。

豆大福は中が粒あんで、福豆大福は外側の豆が大豆で中はイモ餡になっています。

売り切れることも多く、大福を絶対買いたいという方はお早目に行くといいでしょう。

出町 ふたばの季節限定メニュー

出町ふたばの季節限定メニューのご紹介です。
水無月、栗赤飯、栗餅、わらび餅、切り餅などがあります。

水無月

京都の食文化に、6月30日「夏越の祓(なつごしのはらえ)」に水無月という和菓子を食べる風習があります。

ういろうの上に小豆をちらした水無月は、三角形をしていて暑気払いとして人々の間で食べられてきた氷をイメージしたものです。
氷を作る技術のない時代に氷を口にすることができないことから、水無月を食べて涼しさを感じる風習があったそうです。

味は4種類あり、大納言甘納豆の京みな月、黒糖みな月、うぐいす甘納豆の抹茶水無月、白小豆のみな月で各220円となっています。

当日は名物の名代豆餅と水無月のみが販売されます。

栗赤飯

出町ふたばの栗赤飯は、中に入っている栗が甘露煮ではなく渋皮が残った生栗です。
丹波の新栗を使った赤飯で、塩気のあるごはんと合い進みます。渋皮が残った生栗は香りが強く、栗の香ばしさを感じながら食べる赤飯は最高です。
大・小・ミニサイズから選べるのもいいですよね。

栗餅

9月下旬から11月下旬のみ販売されている出町ふたばの栗餅は、秋限定ということもあり販売が開始されると売り切れることもあるほどの人気です。

甘みを加えたりせず、蒸しただけの栗と餡のバランスがばつぐんで、栗は大粒のものがごろっと入っています。

ずっしりと重たく、食べ応えもバツグンです。

わらび餅

出町ふたばの本わらび餅は330円(税込み)ですが、値段以上のおいしさです。
餅は薄く、中にたっぷりのこし餡が入っています。わらびのふるふるっとした食感が舌触りがよく、こし餡とわらび、きな粉が絶妙にマッチしています。

ほかにも抹茶わらび餅もあり、抹茶の粉がたっぷりとかかっています。

切り餅

出町ふたばの切り餅は100gあたり220円(税込み)で、冬限定商品です。

正月が近くなると、切り餅や鏡餅を買い求める人が多くなるようです。正月の時期は焼き餅や雑煮など、餅を食べる機会が増えますよね。餅がおいしい出町ふたばの切り餅で、正月を迎えたいものです。

出町 ふたばのお菓子を並ばずに購入する方法

出町ふたばは大変人気のある和菓子店ということもあり、常に行列状態です。
京都観光に来ていて並ぶのに時間を使いたくないという方も多いですよね。

出町ふたばの名代豆餅は京都にきたら絶対に食べたいもののひとつなので、前日までに電話予約をしておけば長蛇の列に並ばずに購入することができます。予約をしておけば午後8時まで取り置きすることもでき、列を整備しているスタッフさんに声をかけることで、列をかきわけて購入可能です。

予約をしておけば並んだ先でほしい商品が売り切れることもないので、出町ふたばに行く際は予約することを強くおすすめします。

京都土産に欠かせない豆餅

京都にきたらお土産で買いたいのが出町ふたばの名代豆餅です。賞味期限が当日限りという難点はありますが、当日中に渡せるのであれば絶対に買っておきたいお土産です。

豆餅といえば出町ふたばといわれるほど人気の商品なので、京都に詳しくない人でも豆餅は知っている人が多いようです。
豆餅を食べたことがない人が出町ふたばの名代豆餅を食べるととりこになってしまうとSNSで挙げられるくらい、豆餅としての評判は高いので、お土産で喜ばれること間違いありません。

オンラインショップはなく店舗販売のみ

残念ながら出町ふたばはオンラインショップなどはなく、店舗でのみ購入可能です。
遠方に住んでいる人は、京都や京都近くに旅行に行く際に寄るしかありません。
事前に予定がわかっていれば、電話予約をして並ばずにゲットしてくださいね。

出町 ふたばの基本情報

2018年から3年連続で食べログの百名店を受賞しているほか、京都一有名な豆餅といわれるほど人気の出町ふたばは、行列必至です。

駐車場はないため、車での移動の際は近くのコインパーキングを利用する必要があります。
近くには飲食店などもあるため、観光ついでに長蛇の列の雰囲気を見るだけでも価値がありますよ。

一番近い駅は出町柳から徒歩10分以内の場所にあり、バスだと400mほどの場所に出町柳駅のバス停があります。バスで行くのが一番歩く時間が短くなりそうです。

店舗情報
店名:出町 ふたば
住所:京都府京都市上京区出町通今出川上ル青龍町236
営業時間:8:30~17:30
定休日:火曜、第4水曜(祝日の場合は翌日)、正月休みは長め