京都で期待の新星和菓子店「御菓子司 聚洸」

時代を重ねる京都で2006年に創業した聚洸。聚洸とは見慣れない漢字ですが、「じゅこう」と読みます。

老舗が多い京都の中で聚洸は新しいお店ですが、京都の中で一番聚洸が好きという人がいるほど評価の高い店です!

聚洸の人気の秘密を覗いていきましょう!

京都(鞍馬口)の和菓子店「御菓子司 聚洸」(読み方:おんかしつかさ じゅこう)

烏丸鞍馬口駅から約1キロの距離、20分くらい歩いた場所にある聚洸。駅から少し離れているので、気になる人はタクシーか自家用車を使うとアクセスしやすいです。歩いても大丈夫!という人はぜひ今日の街並みを楽しみながら聚洸を目指してみてください。

聚洸のオーナー

オーナーは明治15年創業の有名な老舗京菓子店「塩芳軒」の息子さん。二男である髙家さんが営業しているのだとか!

和菓子職人を希望し、塩芳軒の元弟子のお店・名古屋「芳光」で5年間修業、その後は実家の塩芳軒で再び修行をしたそうです。そして、今度は経営を学ぶため芳光に戻って学ぶという努力をして、聚洸のオープンに至りました。

塩芳軒についてはこちら↓

聚洸の外観・内観

和モダンのカフェのような京都らしい落ち着いた外観の聚洸。看板ではなく暖簾がかかっています。また、聚洸に一歩入ると落ち着いた静かな空間が広がっています。

値段のつけようがない!聚洸の和菓子の美しさの秘密

聚洸の店主の髙家裕典さんは京都の老舗和菓子屋の塩芳軒の次男ということで、小さい頃から和菓子に触れてきたこともあり、聚洸の和菓子は伝統を大切にしながら新しさもあります。

聚洸の利用者の中には、塩芳軒と似ている商品があったという声もあります。

とにかく、聚洸の店主はいつもお客さんの満足を考えながら仕事をしているそうです。

もともと聚洸の店主の髙家さんは自分で何かを作り出すことが好きだったそう。聚洸には、挑戦してるなーと思われる和菓子もありますよ。

和菓子は職人技。目分量で同じ重さの生地をとり、規則正しく包む。簡単そうに可愛らしい和菓子を仕上げていく。身体で覚えているのです。

丁寧に作られた聚洸の和菓子は日本の美しさが表れていたり、四季の移ろいの美しさを感じることができます。

御菓子司聚洸の源氏物語という本も出版されています。

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聚洸のおすすめメニュー

数あるメニューの中でおすすめをご紹介します。

わらびもち

聚洸の人気メニューの1つ、和菓子の中でもわらびもちが一番好きという人も多いのではしょうか。聚洸のわらびもちはふんわりと柔らかく口解けの良い本わらびの皮に優しい甘さのこし餡を包んだ餡入りわらびもちです。粉雪のようなふわっとかかったきな粉も香ばしくアクセントになっています。

練り切り

羽二重がふんわりと柔らかい花びら餅、花の形の練り切りや花びらの形をした練り切り。

聚洸の和菓子は柔らかな輪郭の美しい綺麗な和菓子に出会えます。季節感があり、羽二重や餡、寒天の美しさは舌だけでなく目でも楽しめます。

栗きんとん&小田巻きんとん

きんとんと言えば栗きんとんを想像する人も多いのではないでしょうか。

聚洸のきんとんは栗きんとんだけでなく小田巻きんとんも見逃せません。鞠のようなカラフルでコロンとしたきんときに思わず笑顔がこぼれます。

聚洸の季節限定メニューも美しく、美味(夏メニューを紹介)

季節によって変わる聚洸の和菓子。ここでは夏メニューをご紹介します。材料や種類に制約がある京菓子はデザインで腕を勝負している職人さんが多いのだとか。聚洸では概念や言葉からイメージして色や形を組み合わせて和菓子に具現化しているのだとか。

水無月

京都で6月30日定番のお菓子。

緑陰

涼しげな緑色をしたスライムのような和菓子。夏にぴったりです。緑色は葛で、中には漉し餡が入っています。

せせらぎ

名前も夏らしさを感じますね。川のせせらぎを和菓子で表現。吉野羹と淡雪羹を組み合わせているのだとか。

巻水

塩芳軒にも似たような和菓子があります。道明寺羹を使って水面をイメージした和菓子です。

聚洸の秋を感じられるメニュー

聚洸の和菓子で秋を感じてみて下さい。

亥の子餅

和菓子屋さんでは扱っているお店が多いこの商品。聚洸でもぜひ味わってみて下さい。

栗かのこ

秋に食べたい栗スイーツ。

聚洸の春を感じられるメニュー

春の訪れを感じられるのもやはり聚洸の和菓子。

うぐいす

聚洸の予約について(予約必須!)

予約していなくても当日いきなり行って買えたという人の情報を見かけることがありますが、基本的に聚洸は予約必須!お目当て商品があるなら尚更予約しておきましょう。

聚洸に行く3日より前に電話で予約するのが目安。電話番号は075-431-2800です。予約が埋まってしまうことやお目当てのお菓子が売り切れてしまうこともあるので早めの予約がおすすめです!

予約は受け取り日時と希望の和菓子を伝えますが、季節によって和菓子が変わるため、わからなければ「おまかせ」もおすすめ。もちろん電話で説明もしてくれますよ。

聚洸の和菓子の価格帯

聚洸の和菓子は大体350円前後です。詳細は聚洸にご確認ください。

自分用に持ち帰ってお茶と一緒に頂くのも良いですし、手土産にしても喜ばれますね。

聚洸に関する口コミ

高評価の口コミが目立ちます。京都の老舗は一見さんが予約しにくいイメージがありますが、聚洸は一見さんにもおすすめのようです。

  • 可愛い商品が多いお店。京都にしては予約のハードルも低いのでおすすめ。
  • 伝統を良しとしながらも新しい感じのお菓子だったかな。とにかくおいしかったです!
  • お店の方にとても感じ良く対応して頂きました。お菓子は繊細なお味で全てが美味しかったです。白菊やわらびの柔らかさに驚きました。

引用:グーグルの口コミより

聚洸のお菓子を購入できる意外な場所1

「ART LAB KYOTO」が2020年5月26日にオープンしました。

なんと聚洸の和菓子を毎月2日間(第二・第四土曜)のみ数量限定で販売致しています。

聚洸の本店とは異なるART LAB KYOTOでのみ購入できる聚洸の和菓子をぜひ!

聚洸の和菓子に関する最新情報は、ART LAB KYOTOのTwitter(@art_rectangle)でも得られますよ。

例えば、2021年8月頃の販売日にあった「春光」と「晴日」がモチーフの聚洸の和菓子。

好評のようでした!

2021年10月頃には秋らしいお菓子が!

12/26まで開催される「モダン建築の京都」に合わせ、京都市京セラ美術館にある美しい装飾の金具やステンドグラスの建築装飾がモチーフとなっているようです。

最新情報(2022/4、5月)

聚洸の和菓子は、森村泰昌「ワタシの迷宮劇場」にちなんで、本当のお寿司のような「ワガシとオスシの迷宮和菓子」だそう。

聚洸のお菓子を食べられる意外な場所2

聚洸と同じ京都にある和菓子バー狐菴。

狐菴では、ご近所の和菓子店「聚洸」や「嘯月」からお菓子をお取り寄せしているようです。

お酒好きの人にも和菓子好きな人にも、京都が好きな人にもおすすめ。

SNSを見ていると、聚洸の和菓子とコーヒーを一緒に頂く人、多いようですね。

和菓子バー狐菴はSNSを運用しているので、聚洸のお菓子情報を得られるかもしれません。

御菓子司 聚洸[まとめ]

新しい風を取り入れながら伝統を守る聚洸の和菓子、いかがでしたか?

是非予約をして聚洸の和菓子を味わってみてください!

聚洸はHPやSNSアカウントがないので、最新情報は直接お店に確認するか、SNSやグルメ系サイトの口コミを参考にしてみると良いかもしれません。

店舗情報(住所や電話番号)

店舗情報
店名:聚洸

住所:京都市上京区大宮寺之内上ル

定休日:水・日・祝

電話番号:075-431-2800

営業時間:10:00~17:00