吉祥寺の名店小ざさの羊羹は行列して手にする芸術品

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吉祥寺のサンロード商店街にある和菓子の名店、小ざさ(おざさ)のわずか1坪の小さな店舗の前には、朝4時から羊羹を求める人の行列ができ始めます。小ざさの羊羹は店頭販売だけ、しかも1日50人しか買えないため、幻の羊羹と呼ばれています。

商品は羊羹と最中だけ、という小ざさの美味しさの秘密を探りましょう。

1日限定50人!小ざさの羊羹は早朝から並んで手に入れる

小ざさの羊羹が「幻の羊羹」と呼ばれるのは、あまりにも丁寧に作られているため1日150本しか作れず、店頭販売しかされていないからです。

いくら朝早くから並んでも、1人3本まで、1日50人までしか買うことができません。中に1本、2本しか買わない人がいても、絶対に50人まで。なかなか手に入れることができないため、幻と呼ばれるようになりました。

開店は10時、整理券の配布は8時15分からですが、平日朝4時ごろから行列ができ始めます。開店と同時に受け取りに行く方は、整理券をもらってからモーニングを食べに行くのも良いかも!購入時にまた行列が。

整理券では氏名や電話番号の記入が必要で、ボールペンがいるので筆記用具は持参した方が良いですよ。常連さんがいれば、絶対持っているので借りることもできるでしょう。

小ざさに並んでみたという情報を発信する人も少なくありません。整理券配布まで待ち続け、席を離れるとしても30分くらいという暗黙のルールがあるそう。どれくらいの人数がすでに並んでいるのか把握ができなくなるからだそう。冬は寒さが厳しいですが、その分狙い目。

日によって50人に達する時間は異なるでしょうが、土日なんかだと朝の6時にもなれば50人が並んでいるとか!お盆やお正月なんかも早そうですね。

小ざさの商品は羊羹と最中のみ

昭和26年から続く小ざさの商品は、羊羹と最中の2品だけです。

この2つの和菓子を、小ざさの先代が「生涯をかけて創造した、一つの芸術品」と言い切る現在の店主は、「全身全霊を込めて」この味を守り、作り続けています。その頑ななまでの姿勢こそが小ざさの味を作り出しているのです。

小ざさの羊羹の旨さの秘密は非能率的なまでの製法にあり

和生菓子の究極は羊羹にあり、といわれるそうですが、小ざさの羊羹はまさにその究極の中の究極ではないでしょうか。大量生産大量消費が当たり前の今の時代に、非能率的な小鍋を使い、高価な木炭を燃やして餡を煉る、そのやり方でしか生まれえない味が小ざさの羊羹です。

賞味期限は6ヶ月ですが、買ってすぐに食べるのではなく、最低でも1週間、できれば1~3ヶ月ほど寝かせると、更に味に深みが出てきます。並んで買い、さらに充分に寝かせてからようやく頂ける上品できめ細やかな味に、虜になる人が多いのもうなずけます。

【小ざさ 羊羹】 1本 765円

小ざさのもう一つの名品、最中

早朝から並ばなくても買える、お取り寄せも出来るとあって、羊羹よりも手に入れやすい小ざさのもう一つの名品が、最中です。

上品な甘さとみずみずしい口当たりが際立つ餡は、その時の気候や天候を予測しながら、細心の注意を払って煉りあげられています。小豆あんと白あんの2種類があり、どちらもしっかりと豆の味が感じられます。日持ちは6日間ほどで、目上の人への贈り物にも最適です。

小ざさの最中はちょっと変わった形に見えますが、これは霊芝というきのこを象ったものです。中国に伝わる千年ももつという伝説のきのこのように、長く愛されるようにとの願いがこめられているそうです。

その願いの通り、いつまでも愛され続け、作り続けてほしい味、それが小ざさの和菓子だと言えるでしょう。

羊羹は通販はできないのですが、最中は通販が可能なようです。電話(発送部:0422-47-6095)やFAXでも注文できるそうです。

小ざさのHP

たった一坪で商売をする名店、世界に誇るビジネスモデル小ざさ

小ざさの商品は羊かんと最中だと紹介してきましたが、小ざさはこの2品だけですごく売上を出しています。

値段はとてつも無く高いというわけではなく、むしろリーズナブル。しかも、小ざさの店舗はたった1坪。数十年、ずっと行列を絶やさない人気ぶり。

小ざさの代表には「一坪の奇跡」という著書があるらしいですが、その著書にヒントがあるかも。現状の小ざさを見るだけでも、世界に誇るビジネスモデルといわれるのも納得ですね。

お店情報
店名:小ざさ

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-8

定休日:火曜日

営業時間: 午前10:00~午後7:30