富山を代表する銘菓「月世界本舗」の和菓子

富山のお土産として有名な「月世界本舗」の作る銘菓「月世界」。明治30年に創業し、現在まで作り続けているお菓子は名実ともに富山のお菓子として知れ渡っています。
「月世界本舗」は、古き良きを伝えながら現代に生きづく古典の和菓子を作り続けているお店です。
ブラックコーヒーにもあう和菓子と話題の「月世界」とはどんなものなのか気になりますね。
今回は、富山の老舗「月世界本舗」についてご紹介します。
今日のお月さまは、ひと月で2回も満月になるブルームーンです。
次の満月は3月31日です。皆さまにとって幸多いひと月になりますように#月世界 #月世界本舗 pic.twitter.com/fXeOdYSBmX
— 株式会社 宇賀福屋【公式】 (@ugafukuya) March 2, 2018
明治30年創業の「月世界本舗」
「月世界本舗」は、明治30年(1897年)に初代である吉田栄吉が富山にて創業しました。
農家に生まれた栄吉は、金沢の菓子店で修行を積み、富山に戻り独立開業したのです。初めはいろいろな和菓子を作っていましたが、少なくても良いので長きに渡り残るお菓子を作りたいと開発したのが、「月世界」です。創業してから2〜3年の頃だそうです。
以来作り続けている「月世界」は、各地の品評会でさまざまな賞も受賞し、富山の銘菓として名を馳せてきました。
一子相伝の技法を伝え守り続けていく中、新しい伝統作りにも力を入れ、老舗の名にふさわしいお菓子作りを続けてきた「月世界本舗」。
創業100周年を記念して作られた「まいどはや」や北陸新幹線の開業を祝って作られた「新甘撰」なども加わり、今も変わらず、富山から和菓子を通して発信を続けています。
富山市内の月世界本舗で銘菓月世界をクーポンでもらって今夜の宿泊地の宇奈月温泉へ向かいます。 pic.twitter.com/SH7jfsdprf
— まんじうや (@manjiuya) October 19, 2015
「月世界」は富山を代表する銘菓
現代に生きづく古典の和菓子。富山を代表する銘菓として「月世界」は今も作られています。お菓子作りのために早朝に起きていた初代が明け方に残る月の美しさに感動し、その想いをお菓子へと反映したいと開発されました。
戦争の前後は砂糖が手に入らず作ることが難しかったそうです。その影響もあり戦後は「月世界」のみを作り販売。こうして、初代の想いが詰まった和菓子は長きに渡り親しまれていくのです。
「月世界」の材料は至ってシンプル、「卵、和三盆、寒天、白双糖」だけ。シンプルだからこそ簡単ではなく、他では作ることができない味だとか。
口に運ぶと歯応えがありながらも、静かにとろける不思議さ。口当たりがよくほんのりと甘い味わいは、日本茶や抹茶、だけではなく、ブラックコーヒーにもおすすめです。
富山市・月世界本舗の「月世界」。鶏卵、和三盆、寒天、白双糖を糖蜜と合わせて乾燥させたお菓子。サクッと小気味よい音を立てたと思えば、口の中ですわーっと溶けていく。上品な甘さでとてもおいしい。コーヒーにもよく合う。 #おみやげ pic.twitter.com/aMhJ28rw1G
— 黒織部 (@kurooribe) August 15, 2019
「月世界本舗」人気の和菓子は?
富山の銘菓を作る「月世界本舗」では、どんなお菓子が作られているのでしょうか?
気になる「月世界本舗」の人気の和菓子をご紹介します。
まいどはや
越中の方言である「まいどはや」。相手に対して「お元気ですか?」「お変わりありませんか?」と言う意味が含まれているそうです。その思いやりをお菓子に込めて開発されました。
材料はシンプルに「卵、和三盆、寒天、白双糖」のみ。「月世界」と同じ材料ですが、食感はまるで違い、マシュマロのようなふんわりとしたお菓子に仕上げました。ゆずとごま味の2種類は優しい味わいが美味しいと人気です。
値段
まいどはや ゆず
6個入り 1,112円(税込)
12個入り 2,225円(税込)
16個入り 2,974円(税込)
24個入り 4,354円(税込)
まいどはや ゴマ
6個入り 1,112円(税込)
12個入り 2,225円(税込)
月世界本舗 まいどはや pic.twitter.com/pJWhhOUMmn
— なりや (@n0ktsr) March 8, 2015
月世界
富山から作る長く親しまれるお菓子を開発したいと初代が考案した「月世界」は今も富山の銘菓として多くの人に知られている和菓子です。
新鮮な鶏卵に、和三盆と白双糖、寒天の蜜を合わせ、冷えたところでカットし、一昼夜乾燥させれば完成。他では作ることは難しいと唯一無二の和菓子となっています。
ほろっと口溶ける甘さを堪能してほしい和菓子です。
値段
1本(4個入り)486円
2本入り 1,080円
5本入り 2,700円
8本入り 4,320円
#富山市 ・ #月世界本舗 の銘菓 #月世界
私の中では富山と言えば、月世界ってくらい馴染みのあるお菓子です。
和三盆と白双、卵、寒天だけで出来ています。
口の中で上品な甘さがとけて美味しい。
抹茶・煎茶でも、コーヒー、紅茶でもよく合います。#しょうたのおすすめスイーツ pic.twitter.com/e3i252Yxpq— しょうたくん@矢木醤油【公式】 (@yagi1906) December 17, 2018
「月世界本舗」のお菓子お取り寄せできる?
「月世界本舗」の和菓子は、オンラインショップから注文が可能です。公式オンラインショップはありませんが、以下のサイトでの購入が可能です。
北陸最大級の通販サイトの「金沢楽座」
北陸を中心とした全国の特産品を販売する「百選横丁」
各地の和菓子を紹介する「お菓子ネット.com」
また、県外でも高島屋やそごうなどの百貨店などでも取り扱いがあるので、近くに寄ったら探してみてください。意外と簡単に手に入るかもしれませんね。
おやつの共やお礼などにもおすすめ。ぜひ一度味わって見てくださいね。
べつばら富山のお土産紹介★ ⑤月世界本舗「月世界&まいどはや」t.co/Wzqey3yC5z
お馴染みの銘菓が、本店限定販売の「まいどはや」もセットに新しいパッケージになって登場! pic.twitter.com/v7OprHvTgG— べつばら富山 (@toyamanomiyage) January 20, 2014
「月世界本舗」の行き方は?
お店は現在も富山市内の上本町にあります。富山駅からは、富山市内軌道線に乗り、西町駅で降ります。西町駅からは徒歩1分です。富山駅から向かっても10分程度で到着するので、街中散策にもってこいですね。
もちろん富山駅の2階にあるとやま駅特選館でも販売しているので、お土産にしたい方はのぞいて見ると良いでしょう。
従兄弟が「富山に旅行してきた」と土産をくれました。富山って・・・もしかして、ゆるゆりの聖地巡礼⁉️ンなわけないかぁ〜って勝手に自分の尺度で考えちゃったw 「月世界本舗のつきせかい」このうさぎがまたセーラームーンが売り子さんしてそうなイメージ・・・これもまた自分の尺度の考え方ねw pic.twitter.com/WBm7mGPU4J
— 歩くぱんだ (@manenekopanchan) August 15, 2019
「月世界本舗」の店舗情報
富山の銘菓を作り続けて100年以上。伝統ある「月世界本舗」は現在3代目の当主がついで今も富山の地でお菓子を作り続けています。
富山をさまざまな形でPRしたいと、北陸新幹線が富山に停まるのを記念して作った「新甘撰」。富山の地を全国の人に知ってもらいたいと3代目の想いが込められています。
長年の想いと共に作る「月世界」は口の中で解ける甘さは他にはないと、一度食べたら忘れられない和菓子です。コーヒーやお茶と一緒に一息ついてみてはいかがでしょうか?
お盆のお供え物にちょうど良いと、富山のアンテナショップで購入した月世界本舗さんの落雁風三宝糖。その名も【新甘撰】色合いも華やかで可愛らしいです🌕 pic.twitter.com/1h4FxiMQZ1
— 中古鉄道模型専門−東京両国たぶれっと (@RyogokuTablet) August 13, 2020
住所:富山県富山市上本町8-6
営業時間:9:00~18:00
定休日:日休