バラエティ豊富な羊羮に驚く 名古屋 老舗 美濃忠

名古屋のお菓子といえば、ういろうやえびせんが思いつきませんか?

実は、名古屋は昔から茶の湯文化が栄えた地なので、和菓子もハイレベルです。老舗和菓子屋もあり、美濃忠は名古屋の老舗有名和菓子店の一つです。特に上り羊羹は銘品です。

今回は、そんな名古屋でも絶対に外せない老舗として有名な美濃忠や美濃忠の上り羊羹をご紹介します。

尾張藩に羊羹を献上していた名古屋の老舗・美濃忠

創業は江戸時代、安政元年という筋金入りの老舗 美濃忠。

尾張藩の御用菓子を作っていた桔梗屋からのれん分けされ、名古屋城下和泉町(現 丸の内)にて開業したお店です。現在は第6代目に受け継がれており、伝統や味、技術はしっかりと継承されています。

美濃忠の看板商品となっているのは「上り羊羹」。上り羊羹の他にも、美濃忠では生上菓子やぜんざい、涼菓など幅広く和菓子を取り扱っています。

老舗 美濃忠の看板商品「上り羊羹」

上り羊羹の上りとは、献上菓子という意味があり、その昔、尾張藩藩主に羊羹を献上していたことから「上り」の文字がつけられたそうです。上り羊羹の大きさは2寸6寸。これも昔から変わりません。

原材料

一般的な羊羹は寒天を使用しますが、美濃忠の羊羹は寒天は使わず餡に小麦粉を入れて蒸しあげたもの。材料は砂糖、小豆、小麦粉のみ。気候の影響を受けやすく、材料も常に気を配られています。最高の食感に仕上げるため、職人が手作りしています。

味や食感の特徴

美濃忠の羊羹の特徴は、柔らかさ。同梱されている糸で羊羹を切り分けた後、お皿に移すのが困難なほどの柔らかさです。寒天を使っていないので、餡をそのままたべているかのような食感。砂糖の上品な甘みと、小豆の香りが漂う繊細な味わいです。

賞味期限、販売期間、価格

販売は9月上旬~5月下旬の期間限定で、日持ちはわずか4日です。

上り羊羹:1棹 値段¥2367

美濃忠の羊羹は種類が豊富

美濃忠はとにかく羊羹の種類が豊富です。

通年羊羹

1年を通して提供される通年羊羹は栗、小倉、宇治など定番のラインナップ。

季節羊羹

美濃忠で注目すべきは季節羊羹。

初夏の初かつを、夏の水羊羹、秋の栗蒸し羊羹、冬の黍(きび)羊羹など味もさることながら淡い独特の色彩は目も楽しませてくれます。

2019年冬にはドライフルーツを使った洋酒の香りがするドライフルーツ羊羹が話題になりました。

美濃忠のお菓子はお土産におススメの銘菓

美濃忠が名古屋の老舗で美味しいお店とはいえ、羊羹は好みがありますよね?お土産には選びにくいという方もいるかもしれませんね。美濃忠には他にも色々お菓子があります。ここでは、美濃忠のおススメ銘菓をいくつかご紹介します。

羊羹好きでない方には数ある美濃忠のお菓子からこちらはいかがでしょうか。

雪花の舞  10個入 値段 ¥2,052(日持ち12日)

紅白の薯蕷皮に口どけのよい黄身餡を包んだ、上品なお菓子です

名古屋方言まんじゅう ごっさま 10個入り¥1,296(日持ち10日)

もちもちのカステラ生地に、しっとり上品なこし餡を合わせたお饅頭です。

パッケージもかわいらしく、お土産にピッタリのお菓子です。

遊心

和三盆を使った干菓子や、栗、小豆、クルミ餡を甘納豆のように仕上げたお菓子もあります。

あん栗

舌ざわりのなめらかなこし餡が特徴の『あんあん』と、蜜漬けにした栗を小豆餡と合わせ、寒天で包んだ『栗かのこ』がセットであん栗の名で親しまれています。

美濃忠の通販情報

美濃忠の公式HPにはオンラインショッピングがあるので羊羹をはじめ美濃忠のお菓子はすべてネットでお取り寄せ可能です。

種類が多いので、詰め合わせを購入されると美濃忠のお菓子を色々楽しめます。ここではすべての商品は紹介できないので、気になる方は美濃忠のHPで取り扱い商品をご確認ください。

美濃忠のオンラインショップ

美濃忠 まとめ

いかがでしたか?

美濃忠の上り羊羹やその他の羊羹、和菓子はどれも一度は食べてみたい銘品。
長く愛されている老舗のお菓子を味わってみてください。

美濃忠の店舗

美濃忠は本店をはじめ、名古屋市内に幾つか店舗があります。また、地元の百貨店や空港でも美濃忠の主力商品は取り扱っています。

店舗情報
店名:美濃忠 本店 (みのちゅう)

住所:愛知県名古屋市中区丸の内1-5-31

定休日:元旦以外は 無休

営業時間:9:00~18:00