江戸時代から続く味わい「天野屋」の極上甘酒
創業1846年の老舗の甘酒屋さん「天野屋」。神田明神の門前という風情ある場所に佇んでいます。ここの甘酒は、砂糖などの余計なものを加えていないので、優しい甘さが特徴です。今回はそんな天野屋の魅力をご紹介しましょう。
神田明神参道の老舗名店・天野屋さんの冷し甘酒!そもそも甘酒は冷しで、飲む点滴とも云われ、俳句の世界では夏の季語!#ごちそうちよだ pic.twitter.com/xZ10iw1GwW
— 月刊☆神田画報 (@kanda_gaho) July 16, 2020
天野屋とは?
神田明神の大鳥居の脇に佇む建物が、甘酒専門店「天野屋」です。創業1846年という老舗のお店です。現在も昔ながらの伝統的な製法で甘酒を作り続けています。
昔の店舗は第二次世界大戦の時に燃えてしまったため、現在の店舗は戦後建て直したものだそう。近代的な建物が並ぶ千代田区の中に佇む木造の建物は、風情を感じさせますね。そのため千代田区の「景観まちづくり重要物件」にも指定されています。
仕事が一段落したので、神田明神までお詣りへ。
暑いこともあって、明神門前にある天野屋で冷たい甘酒を一杯。
身体に染みるぅ… pic.twitter.com/I33HKfqIsc— ぱーくわーど🌈🕒🏰🕛🐽🍥💛♨️🚑️🐼🦇🖥🐺🌻💉💘🏮🔔💋🐰🐕️ (@mullineparkward) August 3, 2020
店内にはアンティークのアイテムが飾られており、レトロな雰囲気。日常の喧騒から逃れたい時にもおすすめです。仕事で疲れた時に立ち寄ると、癒されそうですね。
店舗の奥には製造工場とともに地下の糀室「土室」があります。この土室は江戸時代に作られたもので、千代田区の指定有形文化財に指定されています。
土室とは甘酒の材料の糀を作る場所です。ちなみに江戸時代にはこのような土室はあちこちにあったようですが、現在も使用しているのは天野屋だけ。大変貴重なものなのですね。しかし土室の一部は安全のために埋め立ててしまったため、現在は当時の半分以下の広さになってしまっています。天野屋の甘酒のおいしさの秘密は、頑なに昔ながらの製法を守り続けているところにもあるのでしょうね。天野屋は甘酒以外にも芝崎納豆も有名です。ぜひチェックしてみてくださいね。
昔から夏の栄養ドリンクとして愛飲されていた甘酒!だから俳句では夏の季語。。。明神さま参道の老舗・天野屋さんの茶屋で冷やし甘酒で一服ちう。 pic.twitter.com/EDLvgeiaGo
— 神田市場茶屋@西平 (@kanda_nishihei) August 5, 2020
天野屋のメニュー
現在でも天野屋の看板メニューは甘酒ですが、それ以外にも様々なメニューがあります。その一部をご紹介しましょう。
甘酒
天野屋の甘酒は、米と糀以外の材料は使わず、昔ながらの製法で作っています。もちろん砂糖も使用していません。
甘酒に使う糀は、なんと4日間もかけて作っているのだそう。しかも糀を作る作業は、かなり繊細な技術が必要とされ、すべては職人の腕にかかっています。途切れることなく職人の技術が受け継がれているからこそ、昔のままの美味しさの甘酒を提供できるのでしょうね。
丁寧に作られた天野屋の甘酒は、すっきりとした優しい甘さ。アルコールが入っていないので、お子様にも安心して飲んでいただけますよ。また甘酒は冬の飲み物というイメージが強いですが、天野屋では冷やし甘酒も人気。「飲む点滴」と言われるほど栄養満点な甘酒は、夏バテにも効果がありそうですね。
神田の天野屋さんの『冷やし甘酒』‥‥‥初めてだったが、米と糀だけで作られた素朴な甘さが、暑さで疲れているときに嬉しいね。添えられているのは久方味噌という食べる味噌で味はどちらかといえば醤油寄りの味なんだ。 Khttps://t.co/IBzbPHKN2x
— 遠征を楽しむ歌仙兼定 (@kasen_ensei) July 10, 2020
いま、神田天野屋さんの甘酒のんどる pic.twitter.com/8frVmHWyuC
— 魔ぁBu- (@gakuo2ishi) July 6, 2020
甘酒まんじゅう
甘酒の香りが漂う皮にたっぷりあんこをつめたまんじゅうです。お店でいただくと、お茶がセットでついてきます。甘いお饅頭と渋いお茶の相性は抜群です。ぜひ店内で味わってみてくださいね。
次は子兎音様が紹介していた天野屋さん行ってきた!
甘酒まんじゅうと緑茶いただいてきました!甘酒の風味とあんこの甘さが合っていて絶品でした(๑•̀ㅂ•́)و✧
おまんじゅう好きにはたまらない…#ことね教 pic.twitter.com/pJMA19ILoh— めんぼう@プロフィール (@menbou13wt) March 28, 2019
氷甘酒
夏バテ予防にぜひ食べてもらいたいのがこの氷甘酒です。かき氷の上に甘酒をかけた氷甘酒は、暑い日にぴったり。値段は550円です。この他にもいろいろなかき氷がありますので、試してみてくださいね。
「あま〜いかき氷も良いけどやっぱりサッパリいきたいよね」
という方にオススメなのが神田明神の入り口にある
「天野屋」さんの
『氷甘酒』
炎天下で茹だった体でこれを食べたらもうやみつき間違いなしw
秋葉原からも近いので炎天下の買い物の後に是非! pic.twitter.com/PtuDBWKA3Z
— 社長 (@viper0401) August 4, 2020
あんみつ
フルーツや求肥などがたっぷり入った、具沢山でボリューム満点のあんみつ。でも甘さ控えめなので、ペロリと食べられそう。黒蜜、フルーツの風味が混ざり合いあとを引く美味しさです。口コミでも「いくらでも食べられる!」と評判です。
22 甘い物
食べるのも作るのも好きですが、作るのは英、米、独系のシンプルかつ日持ちするのが多い。洋菓子、和菓子どっちも食う。神田明神前の天野屋さんのあんみつは幾らでも食べられる勢いです。唯一、苦手な甘酒もここのは飲める。— リス丸 (@kamuiupashi) February 19, 2020
神田明神の入口付近
天野屋さんで冷やし甘酒とあんみつ😋 pic.twitter.com/w5sC12BDUx— 悠久の旅人(UQ)🏮🌽 (@XENOGLOSSIA_27) June 13, 2020
葛餅
柔らかな食感の葛餅です。甘い黒蜜と香ばしいきな粉の風味がマッチしています。
天野屋の葛餅は濃厚。#神田天野屋#天野屋 https://t.co/A6VivgHhqH
— yonesso (@YONE263) January 22, 2018
神田明神に参拝。社前の天野屋で甘酒と葛餅をいただいています。 pic.twitter.com/f0QjEv8nBm
— pollini (@pollini4) May 17, 2019
甘酒飴
甘酒風味のソフトキャンディーです。しっかりと甘酒の風味が感じられます。ノスタルジーを感じる味わいですよ。
天野屋はお持ち帰りできる?
天野屋では、お持ち帰りできる商品もあります。お土産にいかがでしょうか?甘酒も、パウチに入ったおうち用のものが売られています。また糀を利用した味噌や納豆なども販売されていますよ。なかでも「芝崎納豆」は昔からある人気の商品です。
弘化三年(1846)創業の神田明神参道の老舗「天野屋」さんの甘酒、納豆、葛餅の三点セット。美味しいに決まってる!因みにうちのひい祖父さんは弘化四年の生まれです。 pic.twitter.com/nx4RpKTwQl
— 月刊☆神田画報 (@kanda_gaho) January 13, 2018
天野屋通販
天野屋の商品は、一部通販にも対応しています。遠くにお住いの方はぜひ利用してみてくださいね。
■芝崎納豆 378円
賞味期限 冷蔵保存で1週間
■塩糀 540円
賞味期限 冷蔵保存で6か月
お料理に役立つ塩糀。お肉を焼く前に漬け込んでおいたり浅漬けにしたりと幅広く活用できますよ。
■明神甘酒(生) 1,080円
加熱殺菌していないものです。糀の酵母がそのまま生きており、甘酒本来のおいしさを楽しめます。こちらは冬季限定で、冷凍保存が推奨されています。
賞味期限 冷蔵1か月 冷凍3か月
■明神甘酒(加熱) 843円
加熱殺菌をした甘酒です。
賞味期限 冷蔵保存で3か月
■ストレート甘酒 1,200円
そのまま飲める甘酒です。冷やして、温めて、凍らせてなど様々な楽しみ方ができますよ。
賞味期限 冷蔵2週間 冷凍3か月
天野屋さんの甘酒葛餅美味美味 pic.twitter.com/xSgHqgv1N8
— 海琴☆Mikoto*・゜☆ (@LEO65fwmikoto) January 3, 2016
オンラインショップで通販する
https://amanoya.info/
天野屋のアクセス・店舗情報
天野屋は、千代田区の神田明神の入り口すぐのところにあります。御徒町駅、上野駅からは徒歩分数とアクセス抜群です。
コロナ拡大防止思い出写真シリーズ(2018年神田明神鳥居傍)
甘酒 – 天野屋さんhttps://t.co/gL48XJDAaM pic.twitter.com/aICEXjf9vJ— やぶ (@yabwood) July 5, 2020
住所:東京都千代田区外神田2-18-15
営業時間:
販売 10:00~16:00
喫茶 10:00~15:30(L.O.15:00)
定休日:土曜日、日曜日(4月~12月第1週)、祝日・海の日
夏期休業日 8月10日~17日(前後に日曜日がある年は日曜日も含む)