京都で甘味なら老舗和菓子店「鍵善良房」へ!くずきりや京菓子は必食!

創業300年近くになるとされる京都の老舗和菓子店「鍵善良房」。

「鍵善良房」と書いて「かぎぜんよしふさ」と読みます。鍵善良房という屋号の由来も創業時期も正確にはわかっていませんが、江戸時代に存在したのは確かだという老舗。

そんな鍵善良房をご紹介します。

鍵善良房

現在の鍵善良房は京都の四条に本店をかまえ、高台寺とzencafeというカフェが祇園に一店舗ずつあるのみの和菓子屋さんです。ネットで簡単に各所の名品が手に入る現代では珍しく、希少性の高いお店だといえます。

鍵善良房は公式サイトにオンラインショップ(記事後半にご紹介しています)はありますが、百貨店などには出店していないため、本店でしか味わえないお菓子も一部あるのが魅力です。

鍵善良房のくずきりは、店舗喫茶でしか味わえない特別な絶品

鍵善良房といえば、まず名前が上がるのが「くずきり」です。こちらは本店と高台寺の喫茶でしか味わえないおすすめの逸品。

通常くずきりというと、私たちは事前に葛と水を合わせ、加熱して固めたしろっぽい麺のもの、というイメージが強いですが、この鍵善良房のくずきりは一味も二味も違います。喫茶でいただく際、1000円というお値段に少し面喰いますが、そのお値段と見合うお味です。

まず、注文が入ってから葛と水を合わせて作る平べったく透明なくずきりに、鍵善良房自慢の黒蜜か白蜜から選んだ蜜が付いてきます。黒糖は沖縄の波照間島の黒糖を使っており、そのあっさりとしたお味に飲み干す方も少なくないのだそう。

今までのくずきりの概念を覆された!という口コミも多いため、是非京都に行った際には味わっていただきたい逸品です。

以前『林修のニッポンドリル』で手土産に喜ばれる和菓子特集の際にも鍵善良房のくずきりが紹介され、スタジオで試食したタレントさんたちも『八坂神社が見える』と風味を実感しており、そこからさらに認知度が向上しました。

なお、戦後近隣の料理店に食後のデザートとして配達していたという背景もあり、今もくずきりが提供されるときには美しい緑の器に入って提供されます。その姿はとても美しく、優雅な気分を一層盛り上げてくれること間違いなしですね。

鍵善良房本店には手土産にもってこいのおすすめ和菓子がたくさん!

このように、鍵善良房といえば「くずきり」ですが、他にもおすすめはたくさんあります。

鍵餅

たとえば、くずきりの次に鍵善良房で人気の鍵餅。これは丹念に作られた求肥にきな粉をまぶした伝統的な餅菓子です。日持ちも7日とある程度持ちますので、手土産にと持って帰る方も多いとか。

花びら餅

期間限定の花びら餅も見逃せません。

菊寿糖

阿波市の土成町でとれる和三盆のみを使用した、江戸時代から変わらず手作りで3週間かけて作られる菊寿糖も、目にも美しく、ご年配の方に喜ばれるお菓子です。

羊羹

最後におすすめしたいのは鍵善良房の羊羹です。夏の風物詩とも言われる水ようかんが有名で、なんとひとつずつ職人さんの手によって青竹に入れられています。
こちらは夏の期間限定ですが、もちろん普通の羊羹も作られており、オンラインショップでも取り寄せることができます。

鍵善良房の通販事情

今まで何回か通販について触れてきましたが、鍵善良房はオンラインショップを運営しており、お取り寄せができます。当記事内でご紹介できていない商品もありますので、ぜひオンラインショップを覗いてみて下さいね。

ご利用はこちら↓

鍵善良房のオンラインショップ

鍵善良房 まとめ

鍵善良房の商品のお値段は決してお財布に優しいものではないですが、上品な昔ながらのお味は、きっと年代問わずいろんな方を笑顔にしてくれるはずです。京都に行く予定の方はぜひ鍵善良房の喫茶で、またお土産にも鍵善良房のお菓子をおすすめします。ぜひ一度、鍵善良房の和菓子をご賞味ください。

鍵善良房 店舗情報

店舗情報
店名:鍵善良房

住所:京都府京都市東山区祇園町北側264

定休日:月曜(※祝日の場合は翌日)

営業時間:
<菓子販売>
9:00~18:00

<喫茶>
9:30~18:00(L.O.17:45)