2種類ある桜餅のうちの1つ「長命寺」!300年以上の老舗・長命寺桜もち山本やで食べよう!
桃の節句に食べる桜餅。
実は長命寺と道明寺の2種類があるって知っていましたか?
今回は、桜餅の種類の一つ・長命寺を主に取り上げ、長命寺桜餅が購入できるお店についてご紹介します!
また、長命寺と道明寺の2種類について、「何となくは知っているけど、明確な違いについてはわからない」という人のために、長命寺と道明寺の違いについても説明します。
桜餅の葉は食べるの?2種類ある名前の由来と葉っぱの意味 https://t.co/i2dix6t4HB pic.twitter.com/TdMpDnboLw
— 片山よしお (@yoshio_0505) 2019年6月5日
長命寺と道明寺の違いって?2種類の桜餅
【桜餅】桜の季節にふさわしい和菓子といえば、やっぱり桜餅。ただ、桜餅というと「関東風(長命寺)」と「関西風(道明寺)」の2種類があります。全国で調査をしたところ、これらの地域性が見えてきました。 #桜 https://t.co/urXMzyqf1J pic.twitter.com/u7CvDrtTnt
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年3月24日
長命寺も道明寺とは、ただ名前が違うというだけではありません。長命寺も道明寺も桜の葉で餅を包むというのは同じです。しかし、長命寺も道明寺は地域や食感など明確な違いもあるのです。
長命寺
長命寺は関東風・江戸風の桜餅。皮に小麦粉を使用しており、薄く焼いた皮で餡を包んで作られています。
長命寺という名前がついた理由は諸説がありますがその1つは、江戸時代、東京・隅田川沿いにある長命寺では桜の木から落ちてくる葉の掃除に悩んでいたそう。
その悩みを解消するべく、桜の葉を塩漬けにし、餅を包んだのが長命寺桜餅の始まりとか。
道明寺
対する道明寺は関西風・上方風のもの。もち米を蒸して乾燥させて砕いた道明寺粉を色つけし、つぶつぶした食感が特徴。道明寺の桜餅は戦国時代、大阪にあった道明寺という寺で作られていた保存食・干飯(ほしい)が起源だそう。
長命寺と道明寺の違い、わかっていただけましたか?
自分が今まで長明寺を食べていたのか道明寺を食べていたのか、思い出してみてください。長命寺と道明寺両方食べたこともある人も多いのでは?
長命寺桜もちが買いたいなら!山本や
花見も兼ねて向島の長命寺へ🌸
もちろん桜餅の発祥地という事で、行列している山本やさんで、桜餅買って帰りました😋すっかり春の気分です。 pic.twitter.com/zYePpfoxOc— はるかぜ🌸御朱印記録 (@sima_simaQ) 2019年3月30日
長命寺桜もち山本やの様子や歴史
長命寺桜もち山本やでは、「桜もち」なのです。
向島三大和菓子の1つとして有名な長命寺の桜もち。長命寺の桜もちが有名な山本やは長命寺桜もちの発祥の店として知られています。
東武線向島駅あるいは押上駅から歩くこと15分以上、隅田川沿いに長命寺桜もち山本やはあります。イートインスペースも兼ね備えた老舗らしい風格の漂うお店です。
ちなみに現在、店の近くには長命寺という寺があるわけではありません。むしろ長命寺とは違う寺が! 創業地の場所から長命寺となったようです。
長命寺桜もち山本やでは桜もちのみ!創業1717年の老舗で、長命寺桜もち山本やの創業者である山本新六さんが享保2年に桜餅を考案し、向島の長命寺門前にて販売し始めたのが始まりだとか。
現在でもお花見の季節は行列ができるほど有名店の長命寺 桜もち山本やですが、江戸時代の随筆などにも長命寺 桜もち山本やが登場することからがあった江戸時代から有名なお店だったようです。 江戸時代の人も長命寺の桜餅を食べていたのですね。
300年以上作り続けられている長命寺桜もち山本やの桜もちとは?
長命寺 桜もち山本やは創業当時から作り方を変えていないようで、 桜の葉で覆われた皮は柔らかく、桜葉からうつる塩気も良い塩梅です。
長命寺桜もち山本やの桜餅は一切添加物が入っていないので、時間が経過するとともにかたくなってしまいます。購入したら当日中に食べることをおすすめします!
ちなみに、通販は残念ながら取り扱っていません。
長命寺桜もち山本やの予約は?
桜もちは、電話で取り置きしてもらうことができます。特にお花見の季節は、電話での取り置きを活用すると良いですよ。03-3622-3266です。
なお店内で食べるための予約はできません。
長命寺桜もちを食べると?
長命寺桜もち山本やでは、店内で注文するとお茶もつけてくれます。桜の香りが漂って、春を感じることができます。
見た目も綺麗で、葉っぱをはがすとまるで絹のような皮。食べると 餡子の甘味と桜の葉の塩気のバランスが丁度良いです。
長命寺桜もちの予算や店舗情報
【桜もち 5個入箱詰め】
価格:1300円(税込)
住所:東京都墨田区向島5-1-14
定休日:月曜日
営業時間: 8:30~18:00
長命寺桜餅が買いたいなら伊勢丹へ
老松の桜餅。270円。 pic.twitter.com/yqcz52Nwb1
— 華子もaikoも (@hanakomoaikomo) 2018年4月1日
伊勢丹でも長命寺桜餅を購入することができますよ。
おすすめは京都の老舗「老松」。甘さ控えめな小さな粒がたっぷり詰まった逸品を味わうことができます。中身はこしあんで、なめらかな舌触りです。大阪三越伊勢丹、東京伊勢丹新宿店などで購入することが可能です。
【 老松 桜餅 】
価格 270円 (税込)
桜葉、食べる?食べない?
桜🌸の季節。
桜餅を食べたくなりますね。
桜餅は、関東と関西では違う物だと知っていましたか?
関東では「長命寺」と呼ばれるクレープ風。
関西は、道明寺粉を使ったプチプチタイプ。どちらも桜の葉を巻いています。
桜の葉を残していませんか?
アンチエイジング、美肌効果があるんですよ❣️ pic.twitter.com/Q5aqPVtij1
— 小林 広美@平塚漢方堂 (@3TFqrMIh1XcPtXv) 2019年3月23日
長命寺・道明寺の桜餅のどちらにも共通する「塩漬けの桜葉」。これって食べるべきか食べないべきか悩みますよね。
「正式なのはどっちなんだろう?」と思うかもしれませんが、調査したところ食べても食べなくてもどちらでも良いようです。長明寺や道明寺の種類にかかわらず、個人の好みにもよります。
ただ、和菓子店によっては桜葉は香りだけ楽しんで餅の部分を食べてほしい、というところもあるとのこと。
ちなみに長命寺の山本やでは、桜の葉が舌触りを邪魔するという理由などで残すことをお勧めしているのだとか。なので、購入したお店で「桜の葉は剥がして食べたほうが良いですか?」と訊いてみるのも良いかもしれませんね。