京都の老舗和菓子屋「長久堂」で京銘菓をいただく

京都の老舗和菓子屋の長久堂をご存じですか?銘菓のきぬたや鳰の浮巣など、デザイン性のある和菓子でお土産や贈り物にもとても喜ばれています。

京都に行く際にはぜひ立ち寄ってほしい長久堂について、ご紹介します。

老舗の京銘菓「長久堂」

長久堂は、天保2年(1831年)創業の京都にある老舗和菓子屋です。
おしゃれな和菓子が特徴的で、桜や雪だるまの形をした和菓子などもあります。長久堂の銘菓である「きぬた」がとても有名で、1853年から愛され続けています。

ほかにも鳰の浮巣(におのうきす)や花面(はなおもて)などが人気で、麩焼きせんべいなどもあります。今回は4商品について詳しくご紹介します。

きぬた

長久堂の銘菓きぬたは、創業者の長兵衛が1853年に考案した商品です。丹波に帰郷したときに、絹をやわらかく艶やかにする砧(きぬた)という道具の打つ音を聞いて、このきぬたを思いついたそうです。

値段は1本918円(税込み)で、箱入りになると1,080円(税込み)となっています。

餅の一種である求肥を薄く伸ばして本練の羊羹に何重にも巻きつけて、砂糖の和三盆をたっぷりとまぶしています。

きぬたはパリ万博博覧会にも出展され賞を受賞し、京都を代表する銘菓として愛され続けています。

求肥はとっても柔らかくモチモチで、中の羊羹もやわらかめです。見た目も鮮やかできれいですよね。

鳰の浮巣

長久堂のちょっと変わったお菓子である、鳰の浮巣は「におのうきす」と読みます。
値段は6個入り1,425円(税込み)、10個入り2322円(税込み)、15個入り3,510円(税込み)、20個入り4,644円(税込み)です。

鳩の浮巣は葛湯で、琵琶湖にいる鳰(にお)という水鳥の巣をイメージした商品となっています。ちょっと変わったお菓子というのは、お湯を注ぐと2羽の鳰が浮かび上がってくるところです。

お湯の上にぷかぷかと浮かぶ鳥が、とってもキュートで見ているだけで楽しい気持ちになれます。

葛、小豆、抹茶の3種類の味わいを楽しめます。

花面

これまた素敵なお菓子の花面(はなおもて)は、能面を表現した干菓子です。
値段は6個入り928円(税込み)、10個入り1,458円(税込み)、15個入り2,106円(税込み)となっています。

能面師の作った木型を形どったもので、食べるのがもったいないくらい繊細な作りです。5種類の面の詰め合わせで、翁、乙羽御前、小面、福の神、うそぶきとそれぞれ違った味を楽しめます。

長久堂の人気商品で、箱を開けると、繊細さにびっくりしてかつ楽しめることから、お土産や贈答品としても大変人気があります。

京麩焼 雲綿

長久堂の麩焼きせんべい「雲綿」は、桜の雲と紅葉の綿をイメージしてデザインされたお菓子です。
それぞれに、梅肉糖と柚子糖の味が付いています。せんべいに柄がデザインされているのは珍しいですよね。

お麩のせんべいなので、ふわっとした軽い食感のお菓子です。

値段は6個入り1,587円(税込み)、12個入り3,067円(税込み)、20個入り5,022円となっています。

長久堂の店内にはイートインスペースあり

長久堂の店内では、メニューは少ないですが飲食スペースがあります。
生菓子とお抹茶750円(税込み)、鳰の浮巣とお茶450円(税込み)、夏季限定のバニラアイス抹茶かけ550円(税込み)、あとは飲み物各400円(税込み)です。

長久堂のお菓子は通販で購入できる

長久堂のお菓子は通販でも購入できるため、遠方に住んでいる方や京都に行く機会がない方も食べられるのがいいですよね。

購入できる商品はきぬた、鳰の浮巣、花面以外にもあります。

一筋の秋885円(税込み)、京麩焼煎餅1,587円(税込み)、寿594円(税込み)、古都折々1,296円(税込み)、京の四季810円(税込み)、えにしの心540円(税込み)、栗蒸羊羹2,160円(税込み)などがあります。

どれも見た目がきれいで、贈り物にもとても喜ばれる逸品です。

長久堂は比較的並ばずに購入できる

長久堂は超有名店でありながら、比較的並ばずに購入することが可能です。
しかし、売り切れる商品が出ることもあるため、絶対ほしい商品がある場合は早めに行くことをおすすめします。

長久堂の基本情報

長久堂では店の入り口に駐車場があり、5台止められるようになっています。
近くには京都府立植物園や上賀茂神社などの観光地もあります。

店舗情報
店名:長久堂 北山店
住所:京都府京都市北区上賀茂畔勝町97-3
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし