• HOME
  • コラム
  • お取り寄せ
  • 「パティシエシマ」で味わう日本人好みの本格フランス菓子【焼き菓子やチョコレートが人気】

「パティシエシマ」で味わう日本人好みの本格フランス菓子【焼き菓子やチョコレートが人気】

パティシエシマは、千代田区麹町にあるフランス菓子店です。こじんまりとしたお店ですが、日本のフランス菓子に影響を与え続ける名店として、フランス菓子好きなら知らない人はいない重要なお店です。このパティシエシマが日本に広めたお菓子もあるのだそうですよ。今回は、フランス菓子好きには欠かせないお店パティシエシマの魅力をご紹介しましょう。

パティシエシマはどんなお店?

パティシエシマは、洋菓子好きなら絶対に一度は食べたことのあるお店ではないでしょうか。パティシエシマは、島田進シェフが麹町に1998年にオープンさせたお店です。嵐スイーツ部が、2018年の嵐のコンサートで差し入れしたのがパティシエシマ のスイーツだったことでも話題となりました。クチコミでも、「麹町で一番おいしい!」など高評価。

島田進さんはパリで3年以上修行を重ね、帰国後はフランスの一流レストラン「マキシム・ド・パリ」銀座店のシェフパティシエ、「A.ルコント」の総製菓長など国内の有名パティスリーでも勤務していました。フランス菓子のエキスパートといっても過言ではありませんね。その証拠に2005年には、日本でフランス菓子を広めるのに貢献したことが認められ、フランスの名誉ある賞「シュバリエ」を受賞しています。この賞を受賞した日本人は数少なく、日本でトップクラスのフランス菓子職人といっても良いでしょう。

現在島田進さんの息子さんである島田徹さんもシェフを務めています。島田徹さんは、大学で経営学を学んだのちに「A.ルコント」に入社。その後フランスで修行をし、帰国後にパティシエシマのエグゼクティブシェフとなりました。

そんなパティシエシマのスイーツは、どれもフランス菓子の伝統を守りつつ、日本人の舌に合わせてアレンジしています。これについて島田徹さんは、「日本食材とパリの食材は別物なので、同じように作っても同じ味にはなりません。また日本のお客様は、日本の食文化で育っているため、同じレシピで作ったものを出しても、美味しいと感じてくれるとは限りません。そのため食材や日本の食文にあわせてアレンジすることで、フランス菓子のおいしさを伝えたい」と語っています。

パティシエシマがオープンした当時、日本ではまだ本格的なフランス菓子が広まってはいませんでした。でもパティシエシマのオープンにより、フランス菓子がぐっと身近な存在になりました。

パティシエシマは、現在麹町に2店舗あります。2店舗目はパティシエシマのチョコレートを販売する「ラトリエ・シマ」です。こちらの店舗にはイートインスペースが併設されており、パティシエシマのスイーツをその場でいただくことができますよ。

パティシエシマのスイーツは、ギフト用にかわいくラッピングされたものも用意されており、手土産にも人気です。ぜひ様々なシーンでパティシエシマのスイーツを利用してみてくださいね。

パティシエシマの人気メニューは?

パティシエシマには、日本人の味覚に合う本格フランス菓子が多く並びます。そのなかから特に人気のメニューを厳選してご紹介しましょう。

クレームアンジュ

日本の洋菓子店の中で人気メニューの一つクレームアンジュですが、実はこれはパティシエシマの島田進さんが考案したものなのです。島田進さんはパリで修行中に食べたチーズ、フロマージュブランを日本に広めたいと思いクレームアンジュを考案したのだそう。

フロマージュブランはとても美味しいチーズですが、そのままの形で広めることは難しいと考え、チーズケーキにして販売することを思いついたといいます。

同じようなケーキはフランスにもありましたが、中にソースの染み込んだスポンジを入れるアイディアは、島田進さんのオリジナル。島田進さんの目論見通り、クレームアンジュは人気商品となり、ほかのパティスリーでも販売されるようになりました。しかもその評判を修行先のシェフも聞きつけ、なんとフランスでも販売されることに。

パティシエシマのクレームアンジュは、濃厚なのにさっぱりとした後味が特徴。ふわふわな口に入れると溶けて無くなるような食感は病みつきになりますよ。

クレームシマ

クレームシマは、フランス料理のデセール以外で食べる機会のなかったフランス菓子クレームブリュレを、パティシエシマの島田進さんが日本人の口に合うようアレンジしたものです。生クリームをたっぷりつかったプリンのような味わいのお菓子です。上にはキャラメリゼした砂糖がのせられており、ほろ苦さが加わっています。

こちらはオープン当初からお店に並んでいましたが、映画「アメリ」がきっかけでブームが巻き起こり、パティシエシマにも多くのお客さんがクレームシマを求めてやってきたそうです。

パリブレスト

パリブレストは、ドーナツのような形のシュー生地にプラリネをサンドしたフランス菓子です。パティシエシマではこのパリブレストをアレンジし、皮を普通のシュー皮の形に、間に挟むクリームはショコラクリームにしました。濃厚な生チョコレートのような味わいです。

ブルトン

ブルトンは、フランスブルターニュ地方の伝統菓子で、ゲランドの塩と発酵バターを使って作った焼き菓子です。

ゲランドの塩はよくお菓子などに入っていますが、この塩田があるのがブルターニュ地方なのだそう。機械を殆ど使用せず、自然の力と職人の手でじっくり丁寧に作られたゲランドの塩は、優しい塩辛さと深い味わいが特徴です。

パティシエシマのブルトンも、発酵バターとゲランドの塩を使っており、濃厚でコクのある味わいが特徴です。

サファリ

パリから帰った島田徹さんが考案したのが、このサファリです。「パティシエシマで使っていない材料を使って新しいケーキを作りたい!」と思い、パッションフルーツを使うことに。タルト生地の下にチョコレートのスポンジを敷いているのは、味のためだけではなく、食べるときにお皿にフォークがぶつかる音が鳴らないようにという心遣い。濃厚なチョコレートの風味とパッションフルーツの酸味のハーモニーをぜひ楽しんでくださいね。

エクラデ・ジャージー

こちらも2代目の島田徹さんが考案したお菓子です。ショートケーキをもとにアレンジ。スポンジとジャージー牛乳の生クリーム、フランボワーズのゼリーが層を作り、見た目にも美しいケーキに仕上がっています。店舗がオフィス街にあるということも考慮し、食べやすさにも配慮したのだとか。こうしたこまかな心遣いも、パティシエシマの人気の秘密なのでしょうね。

東京の石畳

パティシエシマの人気メニューの一つにチョコレートがあります。この東京の石畳は、生チョコレート。酸味や苦味のないシンプルな味わいです。これはこのチョコレートを考案した島田進さんが、酸味や苦味のあるチョコレートが好きではないから。

上質で濃厚なあじわいは、日本人にも馴染み深いものとなっています。石畳のように美しく並べられたチョコレートは、一粒ずつ大切に味わいたくなるおいしさですよ。価格は9粒入り2,864円〜。

マダムショコラ

ダックワーズ生地にチョコレートクリームとオレンジコンフィを挟んだお菓子です。生地もクリームもチョコレート味で、チョコレートが好きな方におすすめのお菓子です。

マカロン

カラフルな見た目が人気のフランス菓子マカロン。パティシエシマでは、マルコな種の高級アーモンドを使用し、濃厚な香りが楽しめます。

ショコラティーヌ

冬の定番商品がこのショコラティーヌです。アーモンドの風味を効かせたチョコレートケーキです。

ガレット・デ・ロワ

フランスの伝統菓子ガレット・デ・ロワは、1月6日の公現祭のお祝いに食べるお菓子です。公現祭とは、イエスキリストが神の子として見出されたとされる日です。

ガレット・デ・ロワはパイ生地にアーモンドのクリームを挟んで焼き上げており、中にはフェーブと呼ばれる陶器のマスコットが仕込まれています。このフェーブを楽しみにしている方も多いようですよ。フランスでは、家族や仲間内みんなでガレット・デ・ロワをいただき、このフェーブが当たった方がその日の王様、王妃様となるのだそうです。

ガレット・デ・ロワは、フランスではフランス最優秀技術者の検定試験の課題ともなっているそうで、フランス人にとってどれだけ重要なお菓子なのかがわかりますね。

最近は日本でもガレット・デ・ロワを食べる方が増えており、年末年始にはガレット・デ・ロワが店頭に並ぶ菓子店を多く見かけるようになりました。

島田進さんは、日本にガレット・デ・ロワを普及させる団体の会長を務めているのだそう。ガレット・デ・ロワの魅力は、美味しいだけではなく、表面に美しい絵柄がついていること。もちろん絵柄がなくても焼けますが、この絵柄が食卓に彩りを添えてくれるといいます。そのためパティシエシマでは、絵柄にもこだわっているのだそうです。発酵バターをたっぷり使って焼き上げているので、バターの濃厚な香りが楽しめます。室温でそのまま食べても、温めて食べてもおいしくいただけますよ。

ガレット・デ・ロワはお店により、味はもちろん絵柄にも個性が見られます。パティシエシマのものだけでなく、色々なお店のものを食べ比べてみるのも楽しそうですね。

クリスマスケーキ

パティシエシマは、毎年クリスマスケーキも大人気です。2021年のクリスマスケーキの情報は、現在のところショコラティーヌ・アリバ(5,940円)を銀座三越で取り扱っているということのみ。2020年の詳細なクリスマスケーキ情報は、12月に入ってから出ていたようなので、2021年も12月に入ってから情報が出てくると考えられます。

パティシエシマのクリスマスケーキを狙っている方は、公式ホームページの情報をチェックしてくださいね。

クッキー缶 アソートフールセック6

パティシエシマは、シンプルだけど味わい深いクッキー缶も人気です。シックで爽やかなデザインの缶の中に、上質な味わいの様々なクッキーがぎっしり詰まっています。ギフトにもおすすめです。価格は4,450 円(税込)です。

リッチバターサンド

甘さ控えめなバタークリームにラムレーズンをあわせた大人な味のバターサンドです。お酒との相性も良さそうです。見た目も美しく、手土産にも喜ばれそうですね。価格は税込270円です。

パティシエシマの販売店は?

パティシエシマは、麹町に店舗を構えており、そのすぐそばに姉妹店であるチョコレートショップ「ラトリエ・シマ」を2004年にオープンさせました。

ラトリエ・シマにはサロンが併設されており、パティシエシマのお菓子を飲み物とともにいただくことができますよ。

パティシエシマの通販は?

パティシエシマの実店舗は、東京麹町にある2店舗のみです。「でもなかなか店舗までは買いに行けない」という方もいるのでは?そんな方のために、パティシエシマでは通販でも一部商品が購入可能となっています。

パティシエシマの公式の通販サイトは以下の2つとなっています。

■タカナシミルクWEB SHOP

パティシエシマのお菓子には、タカナシミルクの素材を使用しているのだそう。その縁からこのWEB SHOPでもお菓子を販売しているのだそうです。価格は店舗の販売価格と同じです。送料は5,400円以上の注文で無料となります。

■楽天市場

おなじみの楽天市場でも、パティシエシマの商品を購入できます。こちらはタカナシミルクWEB SHOPが運営しており、価格もタカナシミルクWEB SHOPと変わりません。ただ楽天の会員の方はショッピングでポイントがつきますので、お得かもしれません。

オンラインショップで通販する
www.takanashi-milk.com/shopbrand/ct87/

item.rakuten.co.jp/onakaegg/c/0000000183/

パティシエシマの本格フランス菓子を味わって

パティシエシマでは、日本人好みの本格フランス菓子を味わうことができます。伝統を大切にしつつ、お客様のことを第一に考えたアレンジを施したパティシエシマのフランス菓子は、ほかのお店とは一線を画すおいしさです。フランス菓子好きの方で、まだパティシエシマのお菓子を味わったことのない方は、ぜひ試してみてくださいね。

パティシエシマの店舗情報

パティシエシマは、東京メトロ有楽町線麹町駅から徒歩3分ほどとなります。

店舗情報
店名:パティシエシマ
住所:東京都千代田区麹町3-12-4麹町KYビル1F
営業時間:
10:00~19:00(月~金)
10:00~17:00(土・祝)
定休日:日曜日