伝統ある上品な落雁といえば秋田名物「秋田諸越」

photo by アキプレhttp://www.acvb.or.jp

秋田では知らない人はいない銘菓「秋田諸越」。

素材もいたってシンプルで、優しく素朴な味わいが魅力です。近年、見た目も味もわかりやすくキャッチーなものが増えてきている中、昔ながらのお菓子がちょっと影を潜めてしまっているように感じます。

今回は、そんな昔ながらの、気どらず素朴な伝統和菓子「秋田諸越」についてご紹介致します。お菓子の原点に帰るような、そんな存在です。是非とも最後までご覧ください。

秋田諸越ってどんなお菓子?

秋田の代表銘菓である秋田諸越(もろこし)。小豆粉と砂糖を主原料にして作った干菓子です。

もろこしの意味は、もろもろの菓子に超えて風味良しという意味でつけられた名前だそう。1705年に藩主の佐竹候が臣下をねぎらうために煎米を作らせ、それにさらに砂糖を加えたのがのが秋田諸越の起源だそうです。その後、現在の秋田諸越の特徴である小豆粉を原料に試行錯誤して秋田諸越を作り上げた杉山良作さんは杉山寿山堂の初代です。杉山寿山堂については後にご紹介しますね。

小豆粉と砂糖を混ぜ、粉をふるいにかけ、木型に詰め、木型から打ち出し、乾燥させて表面を焼いたらできあがり。職人技が必要です。

秋田諸越の豊富な種類

伝統菓子、だからと言って見た目が質素とかいうわけでなく、愛着溢れる可愛らしい見た目が特徴です。決まった形もなく、オリジナル性が溢れるのも魅力。

さてここでは、様々な種類の秋田諸越についてご紹介します。

丹尺もろこし

まずはシンプルな丹尺もろこしから。

こちらは秋田だけでなく、全国のスーパーでもお目にかかれる商品です。カリッとした食感を楽しめるのも特徴的。結構食べ応えもありますよ。表面にはこんがりとした焼き色がついており、「もろこし」「あきた」などの文字が入っています。その他こけしのような絵柄まで!

愛嬌のある見た目が可愛らしいですね。

花のような形の諸越

お次はお花のような形の諸越をご紹介。
こちらは小梅を形どった商品で、ころりとした程よいサイズ感が魅力です。一口でパクッと食べられちゃいそうですね。

先ほどご紹介した丹尺もろこしとは違い、口どけの良い硬さと程よい甘さが特徴的です。

岡田製菓の秋田諸越

最後は岡田製菓の秋田諸越です。

鬼のお顔が形どられており、なかなか迫力がありますね。蓋を開けた瞬間に「わっ!」と一瞬驚いてしまいます。見た目は個性的ですが、味は素朴で昔ながらの感じ。色が違うのもそれぞれに違う味がついているからなんです。

白色はシンプルなプレーン味。秋田諸越の基本となる原料、あずき粉・砂糖のみで作られています。初めて食べる方は、まずはこのプレーンから食べてみると良いでしょう。そしてこのプレーンに焼き色がついたもの、これが秋田諸越の定番とされています。

先ほどご紹介した丹尺もろこしなどもこの焼き色がついたタイプです。焼き色がつくことで、表面の絵柄やシルエットを楽しめる、そしてほんのりと香ばしさもプラスされます。

次にみどり色。こちらは抹茶味です。甘さと程よい渋みが合わさり、ちょっと大人な雰囲気に。そして茶色。こちらはあん粉を使用し作られています。あん粉とは、あんこを乾燥して粉にしたものです。

秋田諸越の原料は大変シンプルですので、カロリーも控えめです。お砂糖が入っているのでたくさん食べてしまうとちょっと心配ですが、小さなお子様からお年寄りまでに親しまれるお菓子と言えるでしょう。

素朴とはいえ個性豊かな秋田諸越たち。
全部を食べ比べしてみて自分の好みを探してみるのも良いですね。

秋田諸越の元祖、杉山壽山堂

秋田諸越を語る上でもっとも有名な菓子店、杉山壽山堂。
諸越の元祖はここにある、とも言われる老舗中の老舗和菓子店です。

創業は1705年。杉山壽山堂の諸越の原料は上白糖のほかに和三盆が加えらえています。和三盆が入ることで、柔らかく上品な口当たり、程よい甘さが引き立ちます。

杉山壽山堂の秋田諸越は10枚入り500円(税抜)。四角い諸越の表面にはお店の屋号が型押しされています。秋田土産としてお買い上げになる方が多いとのことですので、ご旅行された際には是非ともお立ち寄り下さいませ。

秋田諸越の歴史

秋田では知らない人がいないと言われる秋田諸越ですが、実際は地元・秋田の方でもそれほど手にとらないのが現状なのだそうです。その理由として、多様化するこの現代の風潮が影響しているのだと感じます。

伝統的な和菓子であっても、時代の流れに添わせるように斬新で都会的なビジュアルに敢えて変化させつつあります。それはそれで良いことであると感じます。しかしその中で秋田諸越は、良い意味でもそのままの古き良きを守り続ける、数少ない伝統菓子であると言えるのではないでしょうか。

1705年(寛永2年)、杉山壽山堂により誕生した秋田諸越。落雁の一種であずき粉を使って作るのが特徴です。あずき粉と砂糖を型枠に入れて固め、焼いて作ります。型枠の絵柄を変えることにより、個性的な表情の諸越が誕生するのも大変に魅力的ですね。

秋田諸越も現代風に!?

秋田の方も多様化するこの現代の風潮の影響で秋田諸越をあまり食べないと述べましたが、お菓子屋は現代人に合うように秋田諸越のアレンジに取り組んでいる様子もうかがえます。

コーヒーもろこし

有限会社フジタ製菓からは現代風にアレンジした「コーヒーもろこし」が発売されています。秋田諸越のコーヒーを入れたところ、若い人にも買ってもらえているそう。

他にも、倉よし甘味茶房の生あん秋田諸越など現代風にアレンジしている秋田諸越を見かけることができます。

秋田諸越はどこで買える?通販は?

まずは上記で名前の出てきた店舗の通販情報からです。

杉山壽山堂

杉山壽山堂は公式HP上にオンラインショップがあります。
ご利用はこちら↓

杉山壽山堂のオンラインショップ

有限会社フジタ製菓

有限会社フジタ製菓は公式HP上にオンラインショップがあります。
ご利用はこちら↓

有限会社フジタ製菓のオンラインショップ

岡田製菓

岡田製菓の秋田諸越はあきた県産品プラザや秋田駅ビル「トピコ」で購入可能な他、電話(018-832-5758)やFAX(018-832-4880)でも注文できます。

その他

あきた県産品プラザや秋田駅ビル「トピコ」ではたくさんの種類の秋田諸越が揃っています。地元のスーパーでも取り扱っています。また、秋田県内にあるお菓子屋さんでもあります。色々なバリエーションの秋田諸越を見つけることができるので、秋田諸越巡りも楽しいですよ。

楽天やAmazonなど通販サイトでも取り扱っていますので、気になる方は覗いてみてくださいね。
こちら↓

楽天市場

Amazon

秋田諸越 まとめ

いかがでしたか?

300年と長い歴史の中育まれてきた秋田諸越。すっと日常に馴染んでしまうその素朴な味わいと愛嬌たっぷりの見た目。ぜひとも一度、お手にとってみて下さいね。

秋田諸越 店舗情報

店舗情報
店名:杉山壽山堂 本社工場

住所:秋田市川尻町字大川反233番199

定休日:年中無休

営業時間:8:00~17:00