大切な人に送りたい♡愛媛の銘菓「山田屋まんじゅう」

愛媛県を代表する銘菓の一つ、山田屋まんじゅうをご存じでしょうか。

山田屋まんじゅうは、創業から150年以上の長きにわたり一子相伝で受け継がれてきた、伝統と歴史のあるおまんじゅうです。重さ22gの小さな一口まんじゅうは、厳選された素材で作られており、中の餡が透けて見えるくらい薄い皮に包まれています。

その上品な甘さは、吉田茂元首相や歌舞伎役者の中村獅童さんなど多くの著名人を魅了しており、日本だけでなく海外からも多くファンから愛されています。今回は、そんな愛媛銘菓・山田屋まんじゅうをご紹介します。

山田屋まんじゅうとは?

山田屋まんじゅうは愛媛を代表する銘菓として有名です。一口サイズで薄紫色の上品な甘さが魅力のおまんじゅうです。

山田屋まんじゅうの歴史

山田屋まんじゅうを販売している山田屋の創業は、今から150年以上前の慶応3年(1867年)、なんと大政奉還のあった年にまでさかのぼります。旅の巡礼が宿泊の御礼に、商家の主におまんじゅうの作り方を教えたのが始まりだと言われています。

その美味しさが評判になり、主が愛媛県宇和町にある山田薬師寺の山田薬師如来が姿を変えて教えてくれたものだと信じ、「山田屋」の名でお店を開いたのが始まりだそうです。

山田屋まんじゅう本店について

山田屋まんじゅうは、愛媛県と東京恵比寿にある7店舗の直営店と、全国にある販売店で取り扱いされている人気商品です。

愛媛県西予市宇和町にある山田屋まんじゅうの本店は、漆喰の壁に出格子などその歴史を感じさせる外観となっています。店内はこじんまりとしていて、おまんじゅうを展示するショーケースと、昔からの掛軸、ちょっとした休憩スペースがあるだけの、シンプルな空間。昔ながらの、落ち着いた雰囲気のお店です。

山田屋まんじゅうの素材へのこだわり

山田屋まんじゅうで提供されているお菓子の原材料にはとてもこだわられています。

例えば、小豆は質が良いといわれる北海道十勝産100%というこだわり。しかも、ただ十勝産であればよいというのではありません。小豆は土地や気候の影響が大きく、十勝産でもエリアや年度の気候によって毎年質が変わってくるのだそう。

山田屋まんじゅうでは、毎年十勝産の小豆を食べ比べてより質の良いものを厳選しているのだとか。通常は形が見えるようにそのまま使用するような、味や風味だけでなく形や色もよいランクの高い小豆を、つぶして餡にしています。

また、砂糖は白双糖(しろざらとう)というとても純度の高いものが使用されています。

こだわりがあるからこそ、消費者に美味しいお菓子が届けられているのですね。

山田屋まんじゅうの人気の秘密は?

地元愛媛から始まり、日本全国、そして海外からも、多くの方から人気のある山田屋まんじゅう。その人気の秘密は、おまんじゅうの美味しさはもちろんですが、各界の著名人の方からもファンが多いこと、お土産や贈り物にぴったりの和菓子であることが挙げられます。

山田屋まんじゅうは、歌舞伎役者の中村獅童さんや、俳優の片岡鶴太郎さん、さらに食通として有名な吉田茂元首相から愛されていて、国葬の際には霊前に供えられたほどです。

さらに、お土産として贈りやすい小ぶりなおまんじゅうで、値段も1個税込み108円とお手頃。おまんじゅうを包む包装紙には家紋の「梅鉢」が入っており、箱にも家紋が入っていて、日本らしく品格のある見た目も、もらう側にとっては嬉しいです。

ANAのビジネスクラスのデザートでも提供されていて、空港などでも販売されているので、海外からの旅行客やビジネスマンからも話題となり、お土産として選ばれています。

山田屋まんじゅうの人気のメニューとは?

山田屋まんじゅうは、その名が付いた「山田屋まんじゅう」がラインナップの中心です。

こだわり尽くした原材料を使用して、昔ながらの手間の掛かる秘伝の製法で作られている餡は、上品で洗練された甘さ。そんな山田屋の餡を使用した、人気のメニューをご紹介します。

山田屋まんじゅう

重さ22gの小ぶりなおまんじゅう「山田屋まんじゅう(1個 108円※税込)」は、わずか1mm程のとても薄い皮で餡が包まれていて、上品な薄紫色をしています。ほどよい甘さで、きめ細かいこし餡がまろやかな美味しさです。

山田屋まんじゅうは皮がとても薄く、冷凍しても固くならないのが特徴で、冷凍保存したり凍らせて食べても美味しいです。凍らせるとシャリっとした食感に変化して、暑い夏にぴったりの冷たいデザートになります。

日持ちも約30日と長く、一つ一つ家紋の入った上品な包み紙で包まれていて、高級感のある化粧箱や木箱入りの包装にも対応しているので、お土産はもちろん、結婚式の引き出物や、ご法要にもオススメです。

山田屋まんじゅう「こきび」

山田屋まんじゅうの創業150年を記念して作られた「こきび(3個入り 351円/税込み)」は、北海道十勝産の手亡豆(白いんげん豆)に、さとうきびから摂れるミネラルたっぷりのきび糖を使ったきび糖まんじゅうです。

体に優しく、まろやかな甘みとコクのある風味が濃厚な味わいで、緑茶はもちろん、コーヒーや紅茶にもよく合います。

山田屋まんじゅう「まろぶ」

創業150年を記念して販売された「まろぶ(3個入り 351円/税込み)」は、北海道十勝産の手亡豆を使用した白餡で、白い雪のようにかわいいおまんじゅうです。

山田屋まんじゅうの和菓子作りへの真摯な思いが、真っ白なおまんじゅうに込めてあります。白餡のやわらかい甘みが口いっぱいに広がる、優しい味わいです。

山田屋まんじゅうのまんじゅう以外の商品

山田屋といえば山田屋まんじゅうなのですが、まんじゅう以外の商品もいくつかありますよ。

プリン(ほうじ茶・抹茶)

山田屋まんじゅうの「ほうじ茶プリン」「抹茶プリン」は、2層になっていて、プリンと餡を一緒に味わうことができます。

ほうじ茶プリンは、ほうじ茶の香ばしく上品な香りで、甘さ控えめのクリーミーなプリンに、餡の甘さが絶妙です。抹茶プリンは濃い抹茶で、抹茶の苦味とコクが餡の甘さでとてもまろやかになり、上品な味わいです。

名水しるこ きら

北海道十勝産の小豆と四国カルストの水で仕上げたおしるこ。冷やした後にそのまま飲めます。

抹茶ドームクーヘンショコラ

2019年秋に出た新商品です。山田屋自慢のこしあんを抹茶バームクーヘンで焼き上げ、チョコレートで包んでいます。餡子や抹茶、チョコレートが一体となった和洋折衷な一品となっています。販売期間は11月から3月末くらいまで。

また、2020年9月にドームクーヘン(プレーン)も発売され、今まであった人気の商品「抹茶ドームクーヘン」や「抹茶ドームクーヘングランデ」のデザインも一新されて販売されています。

山田屋まんじゅうでイートインできる?

山田屋まんじゅうは、道後温泉店に併設された茶房「茶楽」と、恵比寿店にカフェスペースがあります。店内でお茶とおまんじゅうを一緒にいただくことができます。

おまんじゅうが1個付いてくるお茶セットは一休みするのにぴったり。店内は和モダンテイストで、落ち着いた雰囲気でゆったりと過ごすことができます。

山田屋まんじゅうの混雑状況は?予約できる?

山田屋まんじゅうの道後温泉店に併設された茶房「茶楽」、恵比寿店にあるカフェスペースは、基本的に予約することができません。ですが、店内は混雑することが少なく、落ち着いた雰囲気になっています。

待たずに入れることが多く、人の出入りが少なく静かに過ごせることが多いお店なので、観光やショッピングの合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

山田屋まんじゅうは通販が可能?

山田屋まんじゅうの商品は、公式オンラインショップからインターネット通販で購入することができます。山田屋まんじゅうが1個から購入できて、化粧箱や木箱の包装が選べたり、包装紙やのし掛けなどのサービスもあるので、贈り物としてインターネットから簡単に注文することも可能です。

通販はこちら↓

山田屋まんじゅうのオンラインショップ

山田屋まんじゅうの店舗情報

山田屋まんじゅうが販売されている店舗は、直営店が愛媛県内に6店舗と、東京恵比寿にあります。また、全国の百貨店などに入っている販売店でも販売されています。

本店は、四国愛媛県の西南部にある、西予市宇和町にあります。周りを山に囲まれた盆地で、松山自動車道の西予宇和ICから約1.5km、JR卯之町駅から徒歩約5分とアクセスしやすい場所にあります。

店舗情報
店名: 山田屋まんじゅう 本店

住所: 〒797-0015 愛媛県西予市宇和町卯之町3-288

営業時間: 9:30〜17:30

定休日: 無休(1/1を除く)