高麗餅(これもち)のルーツは韓国?大阪?鹿児島?家でできる作り方も紹介

「高麗餅」という和菓子をご存知でしょうか?
鹿児島の名産としても有名なこのお菓子ですが、実は2種類あり、そのルーツも異なります。
今回は高麗餅の由来や作り方、美味しい高麗餅のお店をご紹介します。
明日から九州・鹿児島へ行くのでお土産の予習を。
明石屋さんの「高麗餅(これもち)」。これは絶対に買いたい。
小豆・餅粉・米粉で作られた蒸し菓子なんですが、小豆感がすごいです。
小豆好きにはたまらないお菓子ですよ。t.co/Xa9aip4uHp pic.twitter.com/LP3wlZoYf3— 嶋田コータロー (@SRokota) 2017年11月17日
高麗餅とは?読み方や韓国ルーツの噂に迫る!
高麗餅は、「これもち」と読みます。大阪で売られているものと鹿児島などで売られているものは、同じ名前ですが全くの別物です。
大阪の高麗餅
大阪の高麗餅は、大阪の老舗和菓子屋「菊寿堂」が考案したもの。当初は喫茶メニューとして出されていました。「高麗餅」という名前は、お店のある「高麗橋」が由来です。ひと口サイズの小さなお餅を、5種類の餡でくるんでいます。見た目も鮮やかで楽しい気持ちになりますね。
5種類のカラフルな大阪の高麗餅。基本好きなのを食べましょうと言いたいところですが、食べる順番に迷う人もいますよね。淡白な物からがお勧めという情報もありますので、ぜひ!
今日は大阪城に梅を見に行ってたんで、平日にしか営業してない菊寿堂さんにも行って高麗餅を頂いてきました。
うぐさん「土産か。ちょっと待ってろ、今、茶を入れる。」 #ねんどろ刀剣男士 pic.twitter.com/MUDByfhqo8
— 大塚 (@mistyrain0801) 2019年2月18日
鹿児島などの高麗餅
鹿児島などで見かける高麗餅は、その名の通り朝鮮・韓国から伝わったもの。地域により作り方や呼び名が異なります。一般的にはもち米の粉などを黒砂糖、小豆と混ぜ、蒸したものです。ほろほろとした食感で、素朴な味わいが魅力。鹿児島の名産と認識されていますが、東京の和菓子屋などでも見かけます。
昨日から始まった西郷どん。
TLに『鹿児島って餅をそのままかじるの?』ってありました。動画でチラ見しましたが、薩摩の伝統菓子は蒸し菓子が多く、それらのコトを『餅』と呼ぶものが多いのです。昨日、子役ちゃんたちが食べていたのは、軽羹やいこもち、高麗餅などなどでした。素朴だけど私は好き✨ pic.twitter.com/9CU4Sq68Gv— 福 (@ainonaseruwaza) 2018年1月8日
高麗餅の作り方は?簡単レシピを紹介
鹿児島名産の高麗餅は、実はおうちでも簡単に作ることができます。ここでは簡単な作り方をご紹介しますので、ぜひお家で作ってみてくださいね。
材料
- こしあん 450g
- これ餅粉 350g
- 砂糖 45g
作り方
1.こしあんに砂糖を入れて混ぜる。
2.これ餅粉に1を加えて混ぜ、粗めのふるいやザルなどでこす。
3.2を丸型2つに同量ずつ入れて、蒸し器で強火にして30分蒸す。
4.蒸したら型をはずして冷まし、食べやすい大きさに切る。
鬼市本日のおやつは、菓子作家なお様 @hihihihihidaka の高麗餅です〜!
美味しいです〜😽#鬼市 pic.twitter.com/0R02wnrdlC— 鬼市 (@kishi113) 2016年2月14日
高麗餅がおいしいお店
本場のおいしい高麗餅が食べたい!という方のために、人気のお店をご紹介します。
大阪・北浜の高麗餅発祥のお店「菊寿堂」
先ほどもご紹介した、大阪の高麗餅発祥のお店です。持ち帰ることもできますが、店内でできたてをいただくと、より本来のおいしさを楽しめます。抹茶と高麗餅のセットもあります。ほろ苦い抹茶と優しい甘さの高麗餅は、相性抜群ですよ。
過去にはたまに高島屋などで購入できることがありました。
菊寿堂の高麗餅の日持ち
当日中。
その他の商品
- 葛ふくさ
- 大福
などなど。
菊寿堂義信の和菓子…食べたいなあ…。
夏は、氷ぜんざいが絶品ッ❗❗
高麗餅も、大好き❗❗😍💕💕💕
小豆好きな方は、絶対行くべきお店❗❗😊👍✨✨✨ pic.twitter.com/wUtVvKM87W— ♪東 ひがし♪ (@tfZPvY0pVScBJfY) 2018年9月15日
住所:大阪府大阪市中央区高麗橋2丁目2−1
電話 :06-6231-3814
定休日:日曜
営業時間: 10:00~16:30
鹿児島の有名店「明石屋」
軽羹で有名なお店です。創業安政元年という超老舗店で、鹿児島で愛されています。
実は明石屋では、かるかんの他に高麗餅も販売しています。通販もあるので、気になる方は是非お取り寄せしてみて下さい。

東京の老舗店「萬年堂本店」(高麗餅の通販あり!)
この和菓子店は、京都に元和3年頃誕生した老舗です。京都から東京に遷都した時に東京に移ってきたそう。老舗らしい上品な味わいは、他のお店の高麗餅とは一味違います。小豆の風味と優しい甘さが、口いっぱいに広がりますよ。
なお、おめでたいときの贈り物には「御目出糖」、不祝儀の際のお使い物が「高麗餅」と、呼び名が変わります。「御目出糖」はお祝い事にふさわしく、見た目を華やかに仕上げています。用途によって使い分けられるのはうれしいですね。
萬年堂本店では通販もあるので、ぜひご利用くださいね。
おめでとうに、ありがとう、そして、お正月の初春と、御目出糖の姉妹品がいっぱい。 和菓子魂! : 第640回 いいだばし萬年堂の『御目出糖』と『初 春』 t.co/Hrd03ZzfDj pic.twitter.com/ASSCtWrIVa
— 畑 主税 (@wagashibuyer) 2015年12月16日
住所:東京都中央区銀座8-11-9
電話 :03(3571)3777
定休日:ー
営業時間: 11時~20時