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創業からの味を親子で守り続ける自由が丘「大文字」の人気和菓子をご紹介♪

住みたい街ランキングでも上位にランクインする東京・自由が丘。渋谷駅からもアクセスが良く、ファッションや雑貨をはじめ、ハイセンスなショップが立ち並ぶ一方で、駅から少し歩けば緑あふれる閑静な住宅街が広がります。

そんな自由が丘といえば、カフェやスイーツ店の激戦区!有名なパティシエが手掛ける洋菓子店などが数多く店を構えますが、今回ご紹介しますのは、自由が丘で創業70年を超える長い歴史を持った和菓子店「大文字(だいもんじ)」です。

今では当たり前となった大型スーパーやチェーン店がない時代から、自由が丘という街と共に歩みを続けてきた大文字には、いつの時代も変わらない昔ながらの優しい味の和菓子が揃っています。
定番人気の和菓子から季節ごとに登場する和菓子まで、大文字の魅力について詳しく見ていきましょう!

お客さんと共に歩んできた昔ながらの和菓子店「大文字」とは?

洋品店や文具店から居酒屋、ペットショップまで、様々な専門店が軒を連ねるレトロなショッピングアーケード「自由が丘ひかり街」。その一角に、創業70年を超える老舗和菓子店「大文字(だいもんじ)」は、店を構えます。

建物の設立時より、商店街の、そして自由が丘という土地の移り変わりを3代にわたって見守り続けている大文字。店頭のショーケースには、豆大福やお団子といった昔ながらの素朴で懐かしい和菓子がずらりと並んでおり、創業より変わらぬ味をいつでも気軽にお楽しみいただけます。

大文字の和菓子は、長年お店に通い続けているお客さんたちの日常的なおやつとしてはもちろん、誕生餅や赤飯などを通して、たくさんの特別なお祝い事にも寄り添ってきました。
目まぐるしく移り変わってゆく時代の流れの中で、一時は店を畳むことも考えたそうですが、大文字の和菓子がお客さんたちの生活の一部になっていると想うと、辞めることはできなかったそうです。

今では、2代目の大橋敬四郎さん、3代目の陽一郎さん、そして弟の貴之さんの家族3人でお店に立っています。今までも、そしてこれからも、大文字らしい心温まる優しい和菓子の数々を、私たちへ届けてくれることでしょう。

創業より長く愛される定番の味!和菓子店「大文字」の人気商品は?

多種多様な和菓子が取り揃えられている大文字では、どの商品もおひとつからお買い求めいただけます。
とはいえ、どれもこれも色とりどりで美味しそうな上に、リーズナブルな価格設定でお財布にも優しく、ついついたくさん買ってしまうのです…。

今回は、初めてのご来店でも買い逃しがないよう、大文字で人気の定番商品をいくつかピックアップしてご紹介いたします!

お団子

大文字の看板商品といえば、「焼だんご」です。
毎日、手作りされるふわふわもちもちのお団子は、通常に比べ、やや大き目で横長のかたちをしており、食べ応えも抜群!
一本一本、丁寧に香ばしく焼き上げてから、みたらしあんをたっぷりと絡めます。程良い甘じょっぱさが後を引く、大文字でもリピーターの多い一品です。

お団子は焼だんご以外にも、よもぎ団子にきな粉がかかった「草だんご」と、こしあんがたっぷりと乗った「あんだんご」も販売されています。
大文字では、お団子一本から気兼ねなくお買い求めいただけますので、食べ歩きや帰り道のおやつとしてもバッチリです。

柏餅

5月5日の端午の節句といえば、「柏餅」は外せないスイーツですよね!
大文字でも毎年大人気の柏餅は、ふっくらもちもちと柔らかいだけではなく、ぷつんっとした歯切れの心地良さも特徴的です。
味は、こしあん、つぶあん、みそあんの3種類。それぞれ違った味わいを楽しめますので、機会があればぜひ食べ比べをしてみてくださいね♪

大文字の柏餅は、春の彼岸が明ける3月下旬頃から、5月5日を過ぎても、しばらくは販売が続きます。また、同じく端午の節句に欠かせない越後ちまきも同時期に店頭に並んでいますので、併せてお試しください。

栗赤飯

大文字では、お団子や餅菓子の他に、「赤飯」も根強い人気を誇ります。
赤飯は、日本のお祝い事に欠かすことのできない大切な食べ物であり、大文字の赤飯もこれまでにたくさんの人々のおめでたい席を飾ってきたことでしょう。

特に、大粒の栗がゴロゴロっとたくさん入った「栗赤飯」が大好評で、ふっくらと蒸し上がったお赤飯と程良い甘さに調節された栗との相性は抜群です!赤と黄色の鮮やかなコントラストも、食欲をそそります。

大文字の栗赤飯は、主に自由が丘ひかり街で開催されるワゴンセールの時期に販売されるようです。年によっては、セールを行わない場合もあるようなので、気になる方は大文字のFacebook等で販売状況をチェックしてみてくださいね。

なまこ餅

大文字の冬の人気商品といえば、「なまこ餅」です。
なまこ餅とは、つき立てのお餅をナマコのような半楕円形に成形したお餅のことで、寒い冬の時季に食べる「寒餅」として長く親しまれてきました。

大文字のなまこ餅は、ふっくらした国産黒豆のお餅、風味豊かな青のりのお餅、奄美大島の黒糖を使ったなまこ餅と、種類も様々あります。
固くなったなまこ餅を薄くスライスしたら、そのまま焼いて食べても良し、お味噌汁やお雑煮に入れて煮るも良し。油で揚げて、かき餅にして食べても美味しくいただけます♪

その他の和菓子

大文字の店頭にあるショーケースには、季節ごとに色とりどり様々な和菓子が並びます。

立春を過ぎた頃には、淡いピンク色が愛らしい「桜餅」が登場。
もち粉入りのもちもちした皮の中には、優しい甘さのこしあんが包み込まれています。パクリとひと口頬張れば、塩漬けされた桜の葉の良い香りが口いっぱいに広がり、春の訪れを感じさせてくれるでしょう。

大文字の桜餅は、桃の節句の時期のみ、ピンク色の桜餅に加えて、つぶあんを使った白色の桜餅も登場し、紅白揃って雛壇を彩ります。白色の桜餅は限られた期間のみの販売となりますので、お買い逃しのないようご注意くださいね。

暑い夏の時期には、「水ようかん」「くず桜」など、見た目も味も涼やかな和菓子が登場します。
中でも、梅雨頃の定番である大文字の「あじさい」は、食べてしまうのがもったいなくなるほどに美しく、見ているだけでも蒸し暑さが消え去っていきます。
厚みのあるもちもちの求肥、しっとり、とろりとしたあんこ、賽の目に切られた寒天。それぞれの異なる食感と味わいが三位一体となり、心までも涼やかにしてくれることでしょう。

秋の大文字では、「栗よせ」など秋の味覚を贅沢に使った和菓子が販売されます。
モンブランのような見た目をした栗よせは、小田巻という和菓子の道具を使ったお菓子で、黄身餡、小倉餡、栗、それぞれの甘みが折り重なり、お茶はもちろんコーヒーにもよく合います。

この他にも、大文字では「豆大福」「草餅」といった定番の和菓子もたくさん店頭に並びます。
大文字の季節の味、定番の味、それぞれ楽しんでみてくださいね!

「大文字」店舗情報

大文字へのアクセスは、東急東横線・大井町線「自由が丘駅」正面ロータリー側改札より東急東横線沿いに徒歩2分。ショッピングアーケード「自由が丘ひかり街」の1Fにあります。
営業時間は、10:00〜20:00。定休日は、毎週水曜日に加えて不定休もございます。(※営業時間等が変更になっている場合があるので、公式情報をご確認ください。)

大文字は、公式HPを開設していませんが、Facebookに公式アカウントを持っています。
お店の営業日時や季節の商品についてなど随時発信されていますので、ご来店の際はぜひチェックしてみてください。

その他、大文字の店舗詳細については、自由が丘ひかり街の公式HP内の情報等も併せてご参考ください。

「自由が丘ひかり街」公式HP

「大文字」Facebook

店舗情報
店名:大文字
住所:東京都目黒区自由が丘1-27-2 自由が丘ひかり街 1F
営業時間:10:00〜20:00 ※営業時間等が変更になっている場合があるので、公式HP等をご確認ください。
定休日:毎週水曜日(加えて、不定休)