人形町「玉英堂 彦九郎」で伝統の味を楽しもう
「玉英堂 彦九郎」は、ふっくらとした皮と丁寧に炊き上げた餡のどら焼きが美味しいと人気の和菓子屋さんです。
その創業は440年以上昔。京都で京菓子を作っていた「玉英堂 彦九郎」は、今は人形町の甘酒横丁の入り口にあります。
東京で伝統的な京菓子が楽しめる「玉英堂 彦九郎」へ行ってみたくはありませんか?
わかってたけど、虎家喜完売してた。朝イチで買いに来よう。 pic.twitter.com/Lyu2LHO91k
— mineko/マキ姐 (@twquizas) December 3, 2018
目次
「玉英堂 彦九郎」は1576年(天正4年)京都で創業
京都で創業した江戸時代の前、戦国時代から続く和菓子屋さん「玉英堂 彦九郎」は、現在も東京日本橋で営業を続けています。「玉英堂 彦九郎」は東京にありながらも京菓子の伝統を守り続けているお店です。
東京に進出した際に考えた「虎家喜(とらやき)」が大人気となり、現在もこの地で京菓子を作り続けています。
伝統ある「玉英堂 彦九郎」には、歴史的な話も残っています。お店の一角には、高山彦九郎の人形が。高山彦九郎は、江戸時代後期の尊皇思想家で諸国を歴訪していた人物です。
京都へと遊説した際に、三条橋から御所を伏し拝み、皇室の衰退を嘆いた逸話が残っています。その際にお酒を飲んだとされるのが三条橋のたもとにあった「玉英堂」です。
高山彦九郎との縁を屋号に残し、「玉英堂 彦九郎」となったそうです。東京の歴史を感じる街に残る京都の和菓子店。なんとも不思議な縁を感じませんか?
帰省する際にお土産として、先輩に薦めていただいた人形町の玉英堂のとらやきを買いました。
とてもあんこの小豆がしっかりしていて美味しかったです。おすすめです。 pic.twitter.com/pkywqP4H2f— さっさ@読書アカ (@hamiruins) December 29, 2019
日本橋人形町にある老舗和菓子店「玉英堂 彦九郎」
日本橋はまさに江戸時代から栄る商業の街。朝は魚河岸、昼は歌舞伎、夜には吉原と人の集まった人形町は今も観光や商業で賑わいます。関東大震災後に区画整理をして蘇った人形町に1954年(昭和29年)に「玉英堂 彦九郎」が支店を出しました。
甘酒横丁と呼ばれた由来は、元々甘酒屋の尾張屋さんが通りの角にあったから。尾張屋さんが店をたたみ土地を譲る際にお店に甘酒を置くことを条件としました。そのため「玉英堂 彦九郎」では、現在も甘酒を販売しています。
「玉英堂 彦九郎」の外に大きく広がる暖簾には、「御州濱司(おんすはまつかさ)」のマーク。江戸時代に洲濱(すはま)を考案し、御所へとお菓子を納めていました。その功績により、「御州濱司(おんすはまつかさ)」の称号を授かったそうです。
代々受け継がれた職人の味。御所に納めていた和菓子屋さんのお菓子を東京で食べられる機会はなかなかありません。どんな和菓子が並んでいるか気になりますね。
二件目は玉英堂。残念ながらお休みだった。今度のお楽しみに。
さて次のお店へ。 pic.twitter.com/eaVJDGsxPU— ちんみん (@tinming_gohan) March 22, 2020
「玉英堂 彦九郎」の人気メニューは?
京菓子の老舗である「玉英堂 彦九郎」は、どんな和菓子が人気なのでしょう?お店には常時30種類ほどの和菓子が並んでいます。看板商品の「虎家喜」や上生菓子、季節の桜餅や葛餅などどれも気になるものばかりです。
伝統的な和菓子の他にも、水天宮と提携して作った和菓子もあります。水天宮の絵馬を模して、子宝の犬の絵が描かれた「瓦せんべい」は、安産や子供の無事成長を願う祝いの和菓子。友人や家族へのお祝いに贈ると喜ばれそうですね。
それでは、「玉英堂 彦九郎」の人気メニューをみていきましょう。
虎家喜
中国の故事では、3代の当主が寅年に生まれると、子孫繁栄の印だと言われています。「玉英堂 彦九郎」当代の当主が寅年に生まれ、3代続いたことを記念して「虎家喜」は考えられました。鞍馬寺の和尚さんが名付けてくれたそうです。
表面は虎の模様のような焼き上がりのどら焼き。秘伝の製法で作られた皮はどら焼きとは思えないふわふわな生地。中の餡子は、豆の味を存分に楽しんで欲しいと潰さない「粒餡」。どら焼きの概念さえも覆されると噂の「虎家喜」は、「玉英堂 彦九郎」の看板商品です。
その味は、絶妙に柔らかいふわふわの皮と粒餡のコラボレーションは今までに感じたことのない味わいを産み出しています。他にもつぶし餡、こしあんの「虎家喜」も用意。好みに合わせて購入が可能です。
多分、今まで食べたどら焼きの中で1番好き💙これはとしちゃんにも食べさせてあげたい🎁
玉英堂 虎家喜もお取り寄せできます🚚https://t.co/c640eqhOb6 pic.twitter.com/4wPg6mQF3V
— つん☀️🐬 (@divedeep2001) April 29, 2020
玉饅(ぎょくまん)
「玉英堂 彦九郎」の代表作として人気の「玉饅(ぎょくまん)」。普通の紅白饅頭のように見えますが、中には職人の技が詰まっているお饅頭です。
栗、つぶし餡、赤く染めた白餡、うぐいす餡、最後に薯蕷の皮で包み作り上げた「玉饅(ぎょくまん)」は、きれいな5つの層に。切ってみるとわかる職人技。口の中でそれぞれの素材が合わさり、繊細なハーモニーが味わえます。
赤と白の紅白饅頭は、お祝いごとにも良いと「玉英堂 彦九郎」の人気の商品です。
先日、ホワイトデーにかわいいおまんじゅういただいた☺️
うれしありがたや#玉英堂#玉万 #あげてないのにありがとう pic.twitter.com/V0UZZNGcjo— あっこ (@akko_chang) March 14, 2020
「玉英堂 彦九郎」のお菓子はお取り寄せできる?
「玉英堂 彦九郎」が運営しているオンラインショップはありませんが、ぐるなびのオンラインショップ「接待の手土産」で「虎家喜」を販売しています。
接待の手土産には、現役の秘書たちによって選ばれる厳選した商品が並びます。1,000人以上の秘書によって「ビジネスシーンにふさわしい」スイーツ2020入選にも「虎家喜」が選ばれました。
会社の手土産や大事な人への贈り物などにおすすめです。ただし、まとめての購入は、1人5点まで。子孫繁栄を祝って作られたお菓子だからこそ、相手の方にも喜ばれそうですね。
虎家喜 10個入り 3,050円(税込)
トラ🐯の模様が美しい、人気の虎家喜(とらやき)。
もちろん見た目だけじゃなく、味も食感も絶品やねん!👏https://t.co/0KSeAx2esb#どら焼き #虎家喜 #玉英堂 #ぐるすぐり #お取り寄せ #和菓子 pic.twitter.com/MDcxFqBNBe— ぐるすぐり-ぐるなびのお取り寄せ通販 (@gurusuguri) April 4, 2019
「玉英堂 彦九郎」の行き方は?
人形町の甘酒横丁の入り口にある「玉英堂 彦九郎」は、東京メトロ日比谷線と都営浅草線の人形町駅から歩いてもたったの1〜2分。水天宮へ足を運ぶ際によっていくことも可能ですね。
もちろんすぐ近くの東京メトロ半蔵門線の水天宮駅からも徒歩2分ほど。人形町、水天宮を楽しみながら、日本橋散策も楽しめます。
東京江戸の歴史が残る人形町で、歴史探報も楽しみたいですね!近くには歴史ある和菓子屋さんが並び、どこへ行っても美味しそうな和菓子ばかり。目移りしてしまいますね。
玉英堂の「虎家喜(とらやき)」を食したでござるよ。
ふっくら大粒小豆の上品な餡。
日本橋人形町にある和菓子屋さんで、昔は京都に店を構えていたそうな。看板を見ると、創業はなんと!天正4年(1576年)。
ふーむ、
織田信長が安土城を築き始めた頃でござるな。
一個280円なり。 pic.twitter.com/1HVOJHsvJ9— すきら次郎【戦国ネットすきらじ公式】 (@1059_sukiradi) May 26, 2017
「玉英堂 彦九郎」の店舗情報
人形町の甘酒横丁には、先代の兄弟のお店もあるのだとか。長年続いた歴史ある和菓子屋さん。ぜひ人形町の歴史と一緒に楽しみたいですね。
ふわふわの皮と潰していない餡子の絶妙なハーモニーも楽しみですね。一度食べたら、忘れられずに何度も「玉英堂 彦九郎」へと足を運ぶ方も。
東京にある京菓子の老舗「玉英堂 彦九郎」。甘酒と一緒に「虎家喜」を味わいにいきませんか?
虎家喜 (とらやき) https://t.co/17b1wOOrrk pic.twitter.com/jHJqxCBuuM
— 秋月 耕 (@sekatsuku) September 7, 2019
住所:東京都中央区日本橋人形町2丁目3-2 玉英堂ビル1F
営業時間:月〜金 9:00~21:00 /土 9:00~20:00 / 日 祝 9:00~17:00
定休日:無休