ココアパウダーがなくても大丈夫!代用できる材料と使い道

「ついうっかりココアパウダーを切らしてしまった」
「少量必要なだけなのに、わざわざ買いにでかけるのは面倒…」

そんなときに、ココアパウダーの代わりに使うことができる材料と、簡単レシピをご紹介します。

ココアと全く違う味だけど、代用することでアレンジの幅が広がる意外な食材も。

いろいろ試して、お好みの代用レシピを見つけてみましょう。

ココアパウダーの代用品10選

ココアパウダーの代わりとなる多くの食材には、ココアパウダーと同じ原材料が使われているます。

ほかにもカカオ独特の苦みに近い風味を持つもの、近年注目を浴びているスーパーフードなどさまざまです。

まずはご家庭にある食材をチェックして、試しやすい物を選んで使ってみましょう。

1.飲むココア(ミルクココア)

市販の飲むココアにはココアパウダーと同じ純ココアが含まれているため、焼き菓子の生地に練りこめばココアパウダーと同じように使えます。

ただし、飲みやすいよう砂糖や粉末ミルクで調整されているので、ココアパウダー独特の苦みを活かした料理には不向き。

よりココアパウダーの風味に近づけたいなら、レシピに載っている純ココアの2~3倍の量を入れ、砂糖を減らして作ってみましょう。

2.カカオパウダー

ココアパウダーにそっくりなカカオパウダー。どちらもカカオバターを抽出して粉末状に加工したものですが、違いはその製法にあります。

ココアパウダーは豆を焙煎したあと粉末にしたもの。

一方、カカオパウダーは生豆を粉末にしたもので、ココアパウダーより多くのミネラルを含んでおり栄養満点。

純ココアとほぼ同じ味なのでココアパウダーの代わりになります。

3.ミロ

カルシウム、鉄分、ビタミンDといった不足しがちな栄養素を補えることから、健康食品として子どものみならず大人からも親しまれているミロ。

飲むココア同様、ココアパウダーの代用品として使用することが可能。

純ココアだけでは摂取できない栄養も得られて一石二鳥です。

4.カカオニブ

ポリフェノール、テオブロミンなど健康・美容効果の高い栄養素が豊富に含まれているカカオニブ。

近年、スーパーフードとして注目を浴びています。

ローストしたカカオ豆をチップ状にしたもので、カカオ特有の苦みとサクサクとした食感が特徴です。

ココアパウダーの代用にしたいのなら、グラインダーなどで細かく粉砕しましょう。

チョコレートと違い溶けないので、チップ状のまま焼き菓子の生地に混ぜ込むのもおすすめです。

5.インスタントコーヒー

ココアパウダーのほろ苦さが必要なときは、インスタントコーヒーを使ってみましょう。

グラインダーでさらに細かく粉砕すれば、ココアパウダーそっくりな見た目に。

砂糖やミルクで調整されていないため扱いやすい代用品となります。

ただしコーヒーの風味が強くなってしまうので、使いすぎには注意が必要です。

6.板チョコ

チョコレートとはペースト状にしたカカオ豆に砂糖を混ぜ固めたもので、原材料はココアパウダーと同じ。

代用する場合は砂糖の量に注意して使いましょう。

カカオ含有率の高いハイカカオチョコレートを使えば、甘さが抑えられたよりビターな風味を楽しめます。

7.チョコレートシロップ

パフェやアイス、パンのトッピングに大活躍のチョコレートシロップ。

液状なのでチョコレートのように溶かす手間がなく、ココア風味の生地を作りたいときに大変便利です。

砂糖を多く含んでいるため、甘くなっても気にならないお菓子で代用してみましょう。

8.キャロブパウダー

ココアパウダーの代用品やスーパーフードとしての注目が集まっているキャロブパウダー。

キャロブとは地中海地方で栽培されているマメ科の植物。

キャロブパウダーは豆を取り除いたあとの鞘を粉末状にしたものです。

風味がカカオに似ているうえ、脂質が低く鉄分やミネラルなどの栄養が豊富。

ノンカフェインなので、子どもや妊婦の方でも安心して食べられます。

9.セノビック

子どもの成長を助けるための栄養がたっぷり入ったセノビック。

ミルクココア味は飲むココアやミロ同様甘めの仕上がりとなりますが、ココアパウダーの代用として使うことができます。

10.プロテイン

たんぱく質を効率的に摂取できるプロテインはさまざまなフレーバーがあり、チョコレート味やココア味はココアパウダーの代用になります。

注意点としては、最近のプロテインはかなり飲みやすくなっていますが、プロテイン独特の風味は残ること。

さらに、甘さの調整が必要になる点も留意しておきましょう。

ココアパウダーとは違う風味で使える代用品3選

せっかくなので、ココアパウダー以外の食材も試してアレンジの幅を広げてみましょう。

使い方次第ではココアパウダーを追い抜き主役になれる、そんな高いポテンシャルを秘めています。

1.きな粉

生チョコレートの上にふりかけるココアパウダーがない!そんなとき、きな粉で代用してみては?

きな粉は和の食材ですが、チョコレートとの相性は抜群。

香ばしいきな粉の風味がチョコレートの甘さと調和し、上品な味わいになります。

2.シナモンパウダー

香りづけに使用するココアパウダーの代用なら、シナモンパウダーがおすすめ。

カプチーノやティラミスの上に少量かけると、ココアパウダーとは違うスパイシーな味が楽しめます。

3.抹茶パウダー

抹茶もきな粉同様、和洋問わず使いやすい人気の高い食材です。

ココアパウダーを使用するレシピを思い切って抹茶パウダーに変えてアレンジすれば、立派な抹茶スイーツのできあがり。

ココアパウダーの代用品に留まらない、ハイクオリティな仕上がりとなります。

ココアパウダー・純ココア・ミルクココアの違いと使い道

「そもそもココアパウダー・純ココアってなに?」「ミルクココアとの違いが分からない」など、今更聞けない疑問を抱えている方のために、ココアパウダーにまつわる基礎知識をおさらいします。

ココアパウダー・純ココアの使い道

ココアパウダーまたは純ココアとは、カカオ豆を発酵・乾燥させたのち焙煎しすりつぶした「カカオマス」から作られます。

カカオマスに含まれる油分、つまりカカオバターを取り除きパウダー状にしたものがココアパウダー。

砂糖や添加物などの不純物を一切含まないことから「純ココア」とも呼ばれています。

ココアパウダーは焼き菓子の生地に混ぜてココアの風味付けをしたり、最後の仕上げにまぶしてトッピングしたりと、お菓子作りになくてはならない食材。

ポリフェノールやマグネシウムが豊富で、健康食品としても注目を浴びています。

低カロリーなミルクココアを飲みたいのなら、純ココアで作るのがおすすめ。

砂糖ではなくラカントやはちみつを加え、牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクにするなど、カスタム次第でカロリーを抑えることができます。

ミルクココアの使い道

カカオ純度の高いココアパウダーに対して、ミルクココアとは、カカオパウダーに砂糖や粉末ミルクを配合し、飲みやすい味付けに調整された「調整ココア」のこと。

基本的にお菓子作りの材料ではなく、水やお湯、牛乳で溶かして作るインスタントココアです。

ココアパウダーと同じカカオを原材料としているため、ある程度代用が可能。

ですが先述した通り、ミルクココアはココアの純度を低く調整されているため、レシピによってはココアパウダーと同じ使い方ができない点を覚えておきましょう。

もとから砂糖が含まれているため、糖分過多にならないよう注意も必要です。

市販のココアパウダーはコンビニで買える?値段は?

調整ココア、いわゆるミルクココアや飲むココアは多くのコンビニで購入することができます。

価格はメーカーや量によって異なりますが、だいたい200円~300円程度。

純ココア、つまりココアパウダーはコンビニには置いていないので、スーパーの製菓コーナーやネット通販で探すほうが確実です。

ココアパウダーを使ったお菓子レシピ

ココアパウダーを使い慣れていない方でも失敗なく作ることができる、簡単レシピをご紹介します。

ココアクッキー

型抜き不要、混ぜて焼くだけの簡単レシピです。ココアパウダーのコクに、フランス産ブラウンシュガー・カソナードのザクザク食感が合わさり、一度食べるとクセになるおいしさです。

チョコスポンジケーキ

初めてスポンジを焼いたら上手に膨らまなかった、そんな悩みを解決する「失敗しないチョコスポンジ」がこちら。

コツはしっかりとしたメレンゲで生地を膨らませること。さらに生地に混ぜ込んだチョコレートの油分で、冷めてもしっとりとしたおいしさが続きます。

生チョコ

濃厚な生チョコにココアパウダーをまぶして仕上げる王道レシピ。カカオの香ばしくビターな風味が鼻から抜ける、とっておきの大人スイーツです。

ココアパウダーの代用品を使ったお菓子レシピ

 

気になるカカオパウダー代用品を見つけたら、さっそくなにか作ってみましょう。

工程は多いですがひとつひとつの作業はシンプル。丁寧に仕上げることで、代用品でも本格的なココア風味のお菓子に変身します。

カカオパウダーで「エクレア」

カカオパウダー入りクロカンをシューの表面に焼き付けて作る、ワンランク上のエクレアです。

中に挟むクリームは2種類。チョコクリームと紅茶クリームを交互に絞ることで、一口食べるごとにフレーバーの違いを楽しめます。

インスタントコーヒーで「クッキー」

ほろ苦さがたまらない、インスタントコーヒーで作るクロッカンカフェです。

お好みでクルミなどのナッツを混ぜるアレンジも楽しめます。

ちょっぴりビターな味わいなので、砂糖たっぷりのミルクティやホットココアなど、甘い飲み物と一緒にどうぞ。

チョコレートで「マカロン」

生地とクリームの両方にチョコレートを混ぜ込んだ贅沢なマカロンは、一度にたくさん作ることができるので、ゲストを招いてのティータイムや手土産としてもおすすめ。

マカロンは作りたてよりも一日寝かせることでクリームの水分が生地となじみ、よりしっとりとした食感を楽しめます。

ココアパウダーがなくても代用品を上手に使おう

ココアパウダーはお菓子作りに欠かせない食材です。

でもどうしても手元になかったり、ほかに使い切りたい材料がある場合は、ぜひ代用品を使ったレシピにチャレンジしてみましょう。

使える食材の選択肢が増えることで、お菓子作りのレパートリーが広がること間違いなしです。

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