東京で食べなきゃ損!おすすめ柏餅

つるんとした餅にたっぷりの餡をつめて作られる柏餅は、5月5日のこどもの日には欠かせない和菓子です。

東京だけでなく全国での習慣ですね。

4月から5月にかけて東京をはじめ全国的に販売される柏餅ですが、その発祥は関東地方だといわれています。

今回は、東京の人気柏餅店を厳選してご紹介します。

東京では江戸時代から柏餅が食べられていた!

柏餅が生まれたのは江戸時代の関東地方と言われており、特に徳川家のお膝元である東京では広く親しまれました。

柏の葉には「新芽が出るまで葉が落ちないという」珍しい特徴があります。江戸時代は戦や飢饉によって断たれる命も多かったため、子孫繁栄の願いを込めて柏餅を食べるようになったそうです。

東京と柏餅には深くて長い歴史があったのですね。

東京では有名な味噌餡の柏餅、西日本には無い!

東京では主役級の味噌餡ですが、実は西日本ではあまりお目にかかることはありません。

東京で味噌餡が人気の理由

味噌餡は原料に砂糖を使うようになる前の古い調理方法の名残といわれており、小倉餡よりも古くから存在したとされています。柏餅発祥の地である関東だからこそ、当たり前のように食べられるのですね。

東京に来たら絶対食べて!おすすめ柏餅3選

和菓子屋の店舗数がとても多い東京は、柏餅激戦区といっても過言ではありません。そんな人気店がひしめく東京でも特に人気のお店を紹介します。

もちの触感が絶妙!東京「京菓子司 仙太郎」の柏餅

京菓子司とありますが、東京にあります。もちもちとした触感がたまらない「京菓子司 仙太郎」の柏餅。東京でも有名で行列ができるほど人気店です。販売される時期は予約して買う人も多いのだとか。

歯切れがよいものが多いのですが、「京菓子司 仙太郎」の商品は「モチーッ」と伸びるのが特徴的。柏葉の良い香りが、さらに食欲をそそります。小倉餡の甘さは控えめで優しく、さらっと軽いのど越しです。

仙太郎では2020年12月11日にオンラインショップが開設されており、東京以外の人もお菓子を買いやすくなっています。しかし、2021年同様、2022年4月にHPを確認してみましたが、オンラインショップでは柏餅の取り扱いはしていないようです。仙太郎の柏餅は近くの店舗でお求めください。

オンラインショップ

京菓子司 仙太郎の柏餅特集はこちら↓

お店情報
店名:京菓子司 仙太郎

住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹 新宿店 B1F

営業時間: 10:30~20:00

最高の小倉餡、東京「鈴懸」の柏餅

和菓子通の間では「柏餅といったら鈴懸」とも言われるほどの有名店「鈴懸」。

福岡・博多に本店を置き、東京にも店舗があります。

種類は、

  • 柏餅
  • 蓬乃柏餅

が出ています。

「鈴懸」の商品の魅力は、なめらかかつ存在感のある小倉餡です。少しザラつきを感じるように裏ごしをしているので、餡そのものの美味しさをじっくり味わうことができます。

ふんわりと香る米粉が餡のおいしさをより一層引き立ててくれます。

鈴懸のHPによると、柏餅の販売期間は4月上旬から5月上旬、店頭販売のみとのこと。ただし、完売している場合や取り扱いの無い場合もあるので、問い合わせてから買いに行くほうが良いでしょう。東京在住の人はもちろん、東京に行く機会がある人はぜひ。

お店情報
店名:鈴懸

住所:東京都千代田区有楽町1丁目1-2東京ミッドタウン日比谷地下1階

営業時間: 11:00~21:00

味噌餡が絶品、「たねや」の柏餅

東京以外の人にも知名度の高いたねや。

たねやの柏餅は3種類。

  • こし餡
  • みそ餡
  • 粒餡

白いんげんがベースの白餡に白味噌を加えて作られている「たねや」の味噌餡は、優しい甘さの白餡と白味噌の塩気が相性抜群です。

味噌が効いたメリハリのある味付けは、通常の小倉餡では感じることができないでしょう。餅生地の歯ごたえも相まって、一度食べたらやみにつきなる美味しさ。初めての方にもオススメです。

2022年は4月9日から5月5日までの販売です。通販の取り扱いあり。

尚、2022年は通販で柏餅が見られなかったので、店頭に行ってみて下さいね。

3個入り584円(税込)~

たねやのHP

たねやの柏餅特集はこちら↓

お店情報
店名:たねや

住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 B1F

営業時間: 10:00~19:00

時間が無くてもOK!東京駅や百貨店(大丸東京店)で柏餅を選ぶなら

おいしい柏餅を食べたいけど、あんまり遠出はできない…そんな人へ!

とらや大丸東京店

東京の人にとっても王道のおです。柏餅も失敗なし。さすがとしか言いようがないお味で、大満足間違いなし。

トラヤトウキョウ(東京駅)

おススメしたいのが、東京駅で食べることができる「トラヤトウキョウ」です。

言わずと知れた老舗和菓子屋「とらや」。なめらかで軽い口当たりの小倉餡なので、ペロッと食べることができます。

東京駅内に店舗がありますので、仕事帰りに寄ることもできます。東京旅行の人や通りすがりの人にもおすすめ。また、時間があるときはカフェスペースに腰を落ち着けてゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょう。

とらやでは店舗によって柏餅の取扱期間が異なりますが、トラヤトウキョウは2022年4月21日から順次販売とのことで、5月5日までになっています。詳細はとらやのHPをご覧ください。

お店情報
店名:トラヤトウキョウ

住所:東京都千代田区丸の内1丁目9−1 東京ステーションホテル2F

HP: www.toraya-group.co.jp/toraya/shops/detail/?id=14

営業時間: 10:00~20:00

東京で食べる柏餅!葉っぱは食べる?

実は東京をはじめとした関東と関西では葉っぱも異なるらしいのです。食べても問題はありませんが、基本的に葉っぱは食べないのが推奨されているのだとか。

詳細が気になる方はこちら↓

Twitterで見つけた!東京の柏餅に関するお役立ちツイート

東京にはたくさん柏餅を取り扱うお店がありますが、今回は百貨店で購入できる柏餅を紹介しているツイートを見つけました!

今回、当記事でご紹介しているお店の他にも銀座あけぼの鶴屋吉信叶匠寿庵などのお店が挙がっています。

購入希望の方は、柏餅の販売時期に各お店で販売状況をご確認ください。

東京はおいしい柏餅の宝庫

和菓子の店舗数が多い東京は、柏餅販売の激戦区です。さすが東京といったところでしょうか。店舗ごとに工夫を凝らした柏餅が並びますので、どこの店の商品を買えばよいか迷ってしまいそうですね。

今回紹介した人気の3品は全て東京にて食べることができますが、それぞれに秀でた特徴があり何度食べても飽きないおいしさがあるのでオススメです。

もちろん他にも東京には柏餅を取り扱うお店がたくさんあるので、色々なお店の柏餅を食べ比べてみるのも楽しそうですね!

この機会に、東京で自分の好みに合いそうな柏餅を選んでみてはいかがでしょう。