お菓子は小腹を満たす庶民の味方 榮太樓總本鋪

日本橋の新名所として注目される和菓子カフェをオープンした榮太樓總本鋪。
江戸時代から続く老舗の榮太樓總本鋪の魅力に迫ります。

榮太樓總本鋪とは?

お店の名前の由来と歴史

”えいたいろう”の名前で親しまれる榮太樓總本鋪(えいたいろうそうほんぽ)が日本橋本店を2020年8月にリニューアルしました。
榮太樓總本鋪には梅ぼ志飴やきんつば、榮太樓飴など名の通った商品が多数あり、看板や商品を見れば「あぁ知っている」という方も多いでしょう。
榮太樓總本鋪の歴史は古く創業は1857年、創業者が自分の幼少期の名前にちなんで榮太樓とつけました。

観光の新名所?日本橋本店

榮太樓總本鋪では今5つのブランドを展開しており日本橋の本店ではこの5ブランドが揃い、店内では榮太樓總本鋪の歩みを知ることができます。
また路面空間には江戸の街並みとにぎやかな町人文化を再現し、「Art×和菓子」をテーマに新しい観光名所としても人気を集めつつあります。
オープンキッチンのある実演コーナーでは榮太樓總本鋪の看板商品「きんつば」の焼き立てを購入もできます。
また併設された和菓子カフェ「Nihonbashi E-chaya」では、実演コーナーで購入したきんつばや黒豆大福、繁盛団子の人気商品からあんみつパフェやあんバタートーストといった榮太樓總本鋪自慢の和スイーツで小腹を満たすこともできます。

榮太樓總本鋪の人気メニューは?

榮太樓飴

創業当時の榮太樓總本鋪ではまだ庶民には高級だった「有平糖」をもっと気軽に楽しめるお菓子をということで創意工夫を重ね「梅ぼ志飴」を生み出しました。
実は梅ぼ志飴の名前は実は江戸の洒落っ気からついており、梅干しのように酸っぱい飴ではありません。棒状に伸ばしてハサミで切った赤い飴の切り口を指でつまむと、その三角によじれた形が梅干しを連想させたそうで、江戸の人たちは「甘い飴」と「酸っぱい梅干し」にひっかけた洒落で榮太樓總本鋪の飴を「梅ぼ志飴」と呼んで親しんだそうです。

榮太樓總本鋪では、昔からザラメとさつま芋から作られた水飴を高熱の直火で加熱して飴を煮詰め、職人の技でちょうどの頃合いで火からおろす、創業当時の製法を今でも守っています。
榮太樓總本鋪の飴は砂糖の熱分解により生じる「カラメル」により複雑な風味がうまれ、かつ独特のコクがありいくつ食べても飽きません。
また榮太樓總本鋪の飴を幾つ舐めても口の中が荒れないのは、砂糖純度の高い証拠なのだとか。
榮太樓總本鋪の飴の特徴的な角が丸くなった三角の形は口の中を傷つけない、飴の欠けを防ぐなど理にかなった形でこちらも創業時から変わりません。

・榮太樓の種類
梅ぼ志飴:昔ながらの製法で作られたコクのある有平糖
黒飴:沖縄西表島の黒糖を使った香ばしさが特徴
抹茶:国産抹茶を使い風味豊かな飴
紅茶:セイロン紅茶を使ったミルクティー味
のど飴:山田養蜂場の百花はちみつを使ったまろやかな甘さののど飴

・値段
榮太樓飴は缶入りから個包装、東京の名所をデザインした名所缶など用途に応じてパッケージが選べます。
缶入り(名所缶含む)432円
小袋(60g)270円
化粧箱入り(18粒・28粒)756円・1,080円
詰め合わせ袋(20粒)756円

・口コミ
大手通販サイト楽天からも榮太樓總本鋪のお菓子は購入が可能とのことで、口コミをチェックしてみました。
梅ぼ志飴という名前から「梅味」と思って購入している方もチラホラみかけました。
評価はかなりの高評価で、榮太樓總本鋪のこの飴しか食べないというファンもいるようです。

☆梅ぼ志飴というので、梅の飴かと思っていました。金色の上品な味の飴でした。

☆昔から変わらない素朴で優しいこのお味が大好きです♪親子で楽しめる、癒される飴です(´・∀・`)

☆一番お気に入りの飴。疲れたときなど食べると元気が出ます。甘すぎず、さすが榮太郎さんの飴。美味しくてた食べすぎてしまいますが。。。笑

・新ブランド「あめや えいたろう」
創業当時から榮太樓總本鋪が大事に培ってきた飴の技術から、新しい飴の楽しみ方を諦観してくれる新ブランドです。
はかない口どけの板あめ「羽一衣」や、リップグロスのような「スイートリップ」は、パッケージも洋風でまるでコフレのような装いでプレゼントとしても喜ばれています。

きんつば

幕末のころから屋台で販売を始めた榮太樓總本鋪の金鍔(きんつば)は大きくて味が良いと、当時から大評判だったようです。
きんつばといえば四角で6面を焼き上げた物がポピュラーですが、榮太樓總本鋪では刀の鍔を模した丸い方がスタンダードです。
たっぷりの粒あんを極薄の皮で包み、ゴマ油で香ばしく焼き上げた榮太樓總本鋪のきんつばは江戸を代表するお菓子です。

名代金鍔/北海道十勝エリモの小豆を使い、口当たりがよく小豆本来の上品な甘さとコクのある定番商品

芋金鍔/鹿児島産安納芋を焼き芋ペーストにした餡と皮をのこした角切りを合わせた季節限定商品

・値段
榮太樓名代金鍔/芋金鍔 1個238円
榮太樓名代金鍔/芋金鍔 6個1,680円
榮太樓名代金鍔6個&芋金鍔3個(計9個)2,409円

・和菓子は意外と低カロリー
きんつばはあんこの塊でカロリーが気になるという女性も多いですが和菓子は以外と低カロリーで榮太樓總本鋪の金鍔は1個137㎉と意外と低めです。
小豆で食物繊維も豊富なので、健康にもお勧めです。

・口コミ
☆小豆の美味しさが際だつ大変美味しい金鍔でした。黒ゴマが良いアクセントになり美味しくいただきました。

☆皮が薄くてやわらかくて、上品な甘さに胡麻の香りが絶妙です。

☆美味しいです。皮が薄くてあんこは金鍔とは思えない瑞々しさ。甘すぎず、さりとて1個では物足りないというわけでもないい塩梅の甘さ。あんこの風味が楽しめます。

あんみつ

・特徴と種類
夏のギフトとしても大人気の榮太樓總本鋪のあんみつは、北海道産の小豆と沖縄産の黒糖のみつでコクのある黒みつと、あっさりとした白みつの2種類があります。
さらに榮太樓總本鋪ではフルーツがラフランス、ぶどう、白桃、桜桃、みかん、パインアップル、チェリーと贅沢にも7種類も入っています。
食感のよい寒天と、甘さ控えめの餡、フルーツの酸味と甘みのバランスがとれた老舗の榮太樓總本鋪の本格的なあんみつが自宅で食べられると大変好評です。

・値段
榮太樓 あんみつ(黒みつ/白みつ)各6個 1,944円

贈答品には詰め合わせ
黒みつも白みつもどちらも美味しいので選べないとか、贈り物でどちらもおススメしたいという方には詰め合わせもあります。
榮太樓 あんみつ(黒みつ×2と白みつ×2)計4個 2,160円

・口コミ
☆フルーツがシロップ漬けでないので、餡との相性がとてもいいです。お豆も香りがあってほどよい歯ごたえで美味しいし、寒天もきれいで素敵♪♪♪

☆いろいろなあんみつ缶がありますが、榮太楼のくろみつとフルーツがうまくマッチしており、値段も手ごろでおいしかったです。

ピーセン

・特徴
もともとは銀座江戸一の人気菓子で東京銘菓として戦後から販売されていたピーセン。
時代の移り変わりとともに平成9年に惜しまれつつ閉店した銀座江戸一のピーセンを榮太樓總本鋪が受け継いで2015年に東京ピーセンとリニューアルして復活させました。
榮太樓總本鋪では国産の餅米を使い、榮太樓独自の製法で素材の風味豊かに仕上げました。昭和のなつかしさを感じられるお菓子です。サクッとした食感で、おやつとしてもお酒のおつまみとしても楽しめるお菓子です。

・種類
ピーナッツ・海老うまくち・黒胡椒味・チーズ味と現代風にアレンジを加えた味もあります。パッケージも新しくなり東京のお土産として羽田空港や東京駅でも目を引くデザインです。

・東京ピーセン(サクサクプレーン、カリッとエビ、欧風カレー、はちみつバター、しっとりチーズ)各6袋入り 手提げパック 702円

・詰め合わせ箱(9袋・15袋)1,080円・1,782円
・詰め合わせ缶(6袋)1,026円

ひとくち煉羊羹

江戸の菓子職人が発案した「砂糖、小豆、寒天」だけで作る煉羊羹の製法を榮太樓總本鋪では当時のまま引き継ぎ素材にこだわって作り続けています。
榮太樓總本鋪の煉羊羹は食べやすい一口サイズになっています。

・小豆:北海道産小豆の風味
・黒糖:沖縄産のみを使用して煉り上げました。黒糖の風味が強い
・抹茶:香り高い宇治抹茶を使用。白隠元と抹茶の風味が調和
・小倉白小豆:北海道産の小豆を使用した小豆羊羹に白小豆の粒が入り
・百花:北海道産小豆と国内産百花蜂蜜を使用
・塩:北海道産小豆と沖縄県産の海塩【ぬちまーす】を使用
・ほうじ茶:小豆と白隠元と香り高いほうじ茶の風味

値段

ひとくち煉羊羹(3本入り)1,296円
ひとくち煉羊羹(18本入り)3,240円

榮太樓總本鋪の5つのブランド

榮太樓總本鋪では日本古来のおやつをもっと親しみをもって楽しんでほしいと、5つのブランドを展開しています。
名前をひらがなにするなど「老舗感」「高級感」を感じさせず、手軽で身体に優しい、老若男女問わずたのしめる「おやつ」を榮太樓總本鋪ではモットーとしています。

・あめやえいたいろう/創業当時からあめ一筋にこだわりってきた榮太樓總本鋪のあめブランド、艶やかでいろとりどりのあめは新しいお菓子として進化

・からだにえいたいろう/適度な糖質やカロリーにこだわった健康志向

・にほんばしえいたいろう/子供たちにも甘納豆やかりんとうといった和のおやつをちょっとづつ楽しんでほしいと小分けが特徴

・東京ぴーせん/戦後に登場したサクサク食感の和スナックを現代風にアレンジ

・日本橋榮太樓總本鋪(量販店向け)日本全国のスーパーなどで見かける和菓子の多くが実は榮太樓總本鋪です

榮太樓總本鋪は通販をやってる?

榮太樓總本鋪では公式のオンラインストアと楽天ICHIBAで通信販売を行っています。
公式オンラインストアでは榮太樓總本鋪の5つのブランドの商品がブランド別で紹介されていて、用途に応じて選びやすくなっています。
また季節限定商品も見やすく紹介されているので、いつもと違う榮太樓總本鋪のお菓子をみつけることもできます。
榮太樓總本鋪公式オンラインストア
www.eitarosouhonpo.co.jp/SHOP/319900/list.html

榮太樓總本鋪の混雑状況は?予約できる?

東京のお土産としても大人気の榮太樓總本鋪ですから土日ともなれば混雑します。
日本橋本店ではリニューアルオープンした和カフェの人気もあいまって、行列になることもしばしばです。

榮太樓總本鋪の社長はどんな人?

現在の榮太樓總本鋪社長の細田氏は2008年に取締役社長に就任され、創業から数えて8代目です。
細田氏は創業から150年を超える歴史をもつ榮太樓總本鋪の伝統を重んじつつ、時代の流れをスマートつかみヒット商品やコラボ商品を生み出しています。
機械化が進む現代において、機械に合わせたお菓子を作るのではなく「お菓子のレシピに合わせた機械」と柔軟な発想でより手作りに近いお菓子作りを探求しています。
京都のみやびなお菓子とは違い江戸のお菓子は小腹を満たすもので、榮太樓總本鋪では気軽に美味しく楽しめるものという実質本位のお菓子作りを細田氏はモットーとしています。
「味は親切にあり」という企業理念の元、菓子司ではなく「菓子屋」にこだわり庶民的な味と価格を提供し続けています。

榮太樓總本鋪の工場売店がお得

榮太樓總本鋪のお菓子を安く購入したいという方は必見です。
八王子にある榮太樓總本鋪八王子みなみの工場には工場売店があり、1個からお得に販売しています。
工場の一角で販売しているのでスペースにも限りがあるため入場制限があり(1回15名まで)、営業時間が平日の14:00~15:30(なんと1時間半だけ!)となかなかハードルが高いですが、榮太樓總本鋪のお菓子を安く大量に購入したいという方は一度行ってみる価値はあります。
販売されているのは主に季節商品で、工場直売所でよくみる「割れ」とか「切れ端」といったものではなく、普通にお店に並ぶ商品が割引されて販売されています。
店内はショーケースもありますが、工場売店らしくプラスチックコンテナにそのまま並んでいるものも多数あり、宝探しの気分で普段お店では見かけない商品を探す楽しみもあります。
価格も50円から100円台と驚き驚きの割引価格で、まとめ買いして冷凍保存して榮太樓總本鋪のお菓子を美味しくいただいている方も多いそうです。

榮太樓總本鋪の店舗情報

日本橋本店

店舗情報
店名:榮太樓總本鋪 日本橋本店
住所:東京都中央区日本橋 1-2-5
営業時間:10:00~17:00
定休日:日祝

榮太樓總本鋪 八王子工場売店

店舗情報
店名:榮太樓總本鋪 八王子工場売店
住所:東京都八王子市七国1丁目29-3
営業時間:14:00~15:30
定休日:土日祝