夏におすすめな和菓子!麩まんじゅうの魅力

和菓子の一つとして愛される麩まんじゅう。

生麩で餡子を包んだ和菓子で、食感やのど越しが独特です。特に夏におすすめです。

ここでは、麩まんじゅうや有名な店をご紹介します。

麩まんじゅうとは?

まんじゅうの一種である麩まんじゅうは、他のまんじゅうとは違って作り方に特徴があります。普通のまんじゅうの生地は小麦粉から作りますが、麩まんじゅうの生地は生麩から作られています。

生麩から作られているので、小麦から作られた生地などと比べてみると、モチッとしていてつるんとしたほかにはない触感が楽しめるのが特徴の饅頭です。

また、和菓子は洋菓子に比べてカロリーが低い傾向にあり、麩まんじゅうも当てはまります。そのため女性にも人気の和菓子です。

そんな麩まんじゅうには生地によもぎを練り込んだものや、白あんを使ったもの、葉で包んだものなどたくさんの種類があるので、味に飽きることなく食べることができます。

明治天皇にも愛された麩まんじゅう

生麩自体は鎌倉時代か室町時代ころ、中国から日本に伝わり、特に僧侶たちの重要なたんぱく源となっていたようです。現在のような麩まんじゅうが作られたのは100年くらい前で明治天皇の発案だったという説まであります。この説は定かではありませんが、麩まんじゅうを愛したのは確かなようです。

麩まんじゅうが有名な東京のお店

青野総本舗

麩まんじゅうで有名なお店は実はたくさんあります。そんな中、東京でおすすめなお店が六本木・麻布にある青野総本舗です。創業安政3年以来、和菓子を作り続けている老舗です。

そんな青野総本舗の麩まんじゅうは、青葉の香りが香るもっちり生地が特徴の麩まんじゅうです。また、生麩の生地に柚を練り込み、中にはみそ餡を包んだ麩まんじゅうはとてもさわやかな味わいで夏にぴったりの商品です。

青野総本舗の特集や通販に関する情報はこちら↓

果匠 正庵

果匠正庵は1997年に創業したお店です。あんず大福など大福が有名なお店として知られていますが、麩饅頭も美味しいのです。

果匠正庵では笹の葉に包まれている麩饅頭で、青海苔が練り込んである草緑色の麩が特徴です。甘い粒あんも美味しいです。見た目も味も夏にぴったりの逸品です。

果匠正庵では通販は取り扱っていないようです。

麩まんじゅうが有名な名古屋のお店

大口屋

名古屋で美味しい麩まんじゅうが買えるのは、文政元年に創業した和菓子の老舗である大口屋です。そんな大口屋自慢の商品が「餡麩三喜羅」と呼ばれる敷まんじゅうです。

生麩を使ったモチモチとした触感と、こし餡の上品な甘みが特徴の麩まんじゅうです。また、麩まんじゅうを包んでいる山帰来の葉っぱは塩漬けされています。

そのため、甘い麩まんじゅうに葉っぱの香りと塩味がうっすらと移っていて、とても奥深い味わいの麩まんじゅうとなっています。

大口屋の餡麩三喜羅や通販についてはこちら↓

麩まんじゅうが有名な京都のお店

京都で有名なお店は、京生麩の専門店である麩嘉というお店です。麩嘉で購入できる麩まんじゅうは本来京生麩専門店なだけあって、生麩のモチモチ感を和菓子で存分に味わうことができます。

また、一個から購入でき、京都駅にも「麩嘉 JR京都伊勢丹店」というお店があるので、旅行などでも気軽に立ち寄ることができます。

麩嘉の特集や通販に関する情報はこちら↓

麩まんじゅうはお土産にもおすすめ

大口屋など一部のお店では、ネットでお取り寄せすることも可能です。しかし麩まんじゅうの消費期限は早く、大口屋の麩まんじゅうの場合は製造日から二日です。

発送の場合、消費期限はお届け日当日となるので注意が必要です。麩まんじゅうは独特な触感が楽しめる和菓子です。見た目も涼しげなので夏のお土産にもおすすめな和菓子です。

作り方の情報もたくさん!手作りできる麩まんじゅう

和菓子というと家庭での手作りは難しいイメージがありますが、麩まんじゅうも難しそうに見えますが、インターネット上では麩まんじゅうの作り方の情報が溢れています。

それも家庭でも簡単にできるように工夫されたレシピもあるので、ぜひ手作りしてみたいという方は検索してみて下さいね。